赤毛のアン
あかげのあん
『赤毛のアン』はカナダの作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した小説。原題は『Anne of Green Gables』。
概要
カナダはプリンス・エドワード島のアヴォンリーに、マシューとマリラという年老いた兄妹がいた。
二人は畑仕事を手伝わせるために男の子を引き取りたいと孤児院に申し出る。
しかし駅でマシューを待っていたのは、空想好きで風変わりな赤毛の女の子、アン・シャーリーだった。
日本では1952年に村岡花子の手によって翻訳され普及して以降、幾多の文学者や翻訳家により、様々な出版社からダイジェスト版から完全版まで数多くの種類の訳本が出ている。1979年には世界名作劇場で同名のアニメが放送された。なお、アニメの底本になったのは村岡版ではなく1973年に再翻訳された神山妙子(かみやま たえこ)の手によるもの(旺文社・新学社版、現在紙書籍では絶版)である。アニメでのキャラクターのセリフ回しの多くも、この訳本をそのまま踏襲したものである。