坊ちゃん刈り

坊ちゃん刈り（ぼっちゃんがり）とは、男の子の髪型で、長髪であり、なおかつ耳にかからない程度のものを指す。

坊ちゃん刈りは、横と後ろを刈り上げ前髪を揃え、髪を中心部で分けるタイプが一般的である。

黒髪で直毛の少年が坊ちゃん刈りをしていると、その独特の可愛らしさが少年の幼い容貌と絶妙にマッチすることから、

少年好きのマニアたちの中には坊ちゃん刈りを至高とする根強いファンが多い。

戦前から長きに渡り、丸刈りと共に日本人少年の頭髪を代表してきた坊ちゃん刈りは1960年代から1980年代にかけて隆盛を迎えたが、

1990年代までは小中校生はおろか、高校生や大学生にも坊ちゃん刈りをしている男性が多く存在していた。

しかし現在は男性のヘアスタイルへのニーズの多様化に伴って男性のヘアスタイルの選択肢が劇的に増えた今は、

最先端のヘアスタイルの低年齢層への浸透も相まって、ほぼ絶滅状態となっている。