日本初の惑星探査機、PLANET-Bのことを指す。
1998年7月4日に、宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)が鹿児島宇宙空間観測所(現 内之浦宇宙空間観測所)から、M-Vロケット3号機によって27万人の署名と共に打ち上げられた。
道中、推進剤の不足や通信途絶など、様々なトラブルを抱えながらも、火星急接近を果たしたものの、最終的に起動投入のための電源や通信が回復せず、2003年12月8日、のぞみの火星周回軌道の投入を断念した。
現在は火星の軌道を離れ、太陽を中心とした軌道上を飛び続ける人工惑星となっている。