「あはははは!全て淘汰されるのだわ!」
概要
DMPP-12『太陽の神歌 -NEXT EVOLUTION-』で登場した自然文明のクリーチャー。『デュエル・マスターズ プレイス』のゲームオリジナルカード。
後にDM24-EX2『天下夢双!!デュエキングDreaM 2024』にて本家『デュエル・マスターズ』に逆輸入された。
他の自然単色オリジンと同様に、体にトライバルパターンが描かれている。また、スノーフェアリーとビーストフォークの複合であるためか、ホワイトタイガーの毛皮を纏った少女の姿をしており、手足もトラのソレになっている。肌の色は褐色であり、トライバルパターンやトラの毛皮と合わせてスノーフェアリーらしからぬ野性的な印象を受ける。
緑色の髪と赤いマフラー、褐色肌と白い毛皮のコントラストが非常に眩しいイラストに仕上がっている。
名前の元になったのは「野生」を意味する英単語の「ワイルド」と、ユリ科の植物を意味する「リリィ」だろう。また、ユリ科には「タイガーリリー」と言う品種が存在する。
余談となるが、タイガーリリーは和名では「オニユリ」と呼ばれ、後述のように奇しくもこのカードは《CRYMAXジャオウガ》とも相性が良い。
カード性能
レアリティ | C |
---|---|
コスト | 自然文明(4) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | スノーフェアリー/ビーストフォーク/オリジン |
パワー | 2000 |
能力 | バトルゾーンに出た時、自分の山札から進化クリーチャーを探索し、1枚をマナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
CV | 柚木尚子 |
山札から進化クリーチャーを1枚マナゾーンへ送ることが出来、同弾に収録された《母なる星域》のダウングレード版である《神歌の星域》とはデザイナーズコンボになっている。このクリーチャーでマナに進化オリジンを仕込み、次のターンに《神歌の星域》を唱えることでスムーズに踏み倒しを行える。同弾で実装された《エンペラー・キリコ》とも当然相性が良い。
コスト2のマナ加速から繋げば4ターン目にコスト7前後の進化オリジンをたった3マナで踏み倒すことが可能。後にDMPP-24で《母なる星域》が満を持して実装されたことで戦略の幅が広がった。
本家デュエマでは【エンペラー・キリコ】全盛期当時、同じような役割のカードに《神秘の宝箱》が存在していたが、デュエプレではゲームの複雑化と遅延防止のためにサーチ効果が『探索』という独自の処理に置き換えられている。
この『探索』はCPUが条件で指定されたカードをランダムに3枚選出するというものであり、《神秘の宝箱》の効果を『探索』に置き換えてしまうと、デッキ構成によっては目当てのカードが全く選出されない状況も起こり得るため安定性が極端に悪くなってしまうという問題を抱えていたことで、対象が進化クリーチャーになったこのカードが作られたと思われる。
種族を3つも持つクリーチャーなので、次のターンに《口寄の化身》を召喚すれば4ドローができる。マナカーブも4→6で綺麗に繋がる。
TCG版
レアリティ | C |
---|---|
コスト | 自然文明(4) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | スノーフェアリー/ビーストフォーク/オリジン |
パワー | 2000 |
能力 | このクリーチャーが出た時、自分の山札を見る。その中から進化クリーチャーを1体、マナゾーンに置いてもよい。その後、山札をシャッフルする。 |
TCG版への逆輸入にあたり、山札を見て好きなカードを選べるようになった。
《神秘の宝箱》や《神秘の宝剣》、クリーチャーであれば《緑銅の鎧》が競合相手になる。差別化にはクリーチャーであり進化元にもなれる点と、進化クリーチャーであれば文明に関係なくサーチできる点に目を向けるべきだろう。
ちなみに、TCG版《口寄の化身》はドロー枚数に参照する種族が「ミステリー・トーテム以外の種族」になっているため、ドローできる枚数が1枚減っている。
発表直後は【エンペラー・キリコ】系列や、《S級原始サンマッド》や《SSS級天災デッドダムド》等のS級侵略者、S-MAX進化クリーチャーと《母なる星域》とのコンボが考察されていた。
また、DM24-EX2には《夢双英雄モモキングDM》や《蒼狼の巫女ツクヨミテラス》、《モンキッド〈ライゾウ.Star〉》等のこのクリーチャーと相性の良い新規・再録カードが多数収録されていた。
発売直後に開催された『DMGP2024-2nd』Day1では、このカードの特性をフル活用した【イツァヤナループ】がアドバンス部門ベスト32の記録を残している。
このデッキではマナに埋めた《イミッシュ・イツァヤナ》を《邪帝斧ボアロアックス》で踏み倒すための潤滑剤として採用された。
《イミッシュ・イツァヤナ》は《神秘の宝剣》等ではサーチできない自然の進化クリーチャーであり、これをサーチして直接マナに置けるのはこのカードとほぼ同じ効果を持つ《レインボー・ストーン》くらい。さらに【イツァヤナループ】自体がデッキトップからの踏み倒しを要としたデッキなので、呪文である《レインボー・ストーン》は挙動上のノイズになるため候補から外れる。これらの要素から、他のカードでは代用できない明確な役割を得た。
また、この時に使用された【イツァヤナループ】では容姿に似た要素が多い《龍覇マリニャン》の派生カードである《龍覇少女隊ハラグロX》と共演を果たしている他、キーカードである《イミッシュ・イツァヤナ》もオリジンと同じ古代のクリーチャーという設定である。
関連項目
スノーフェアリー ビーストフォーク オリジン(デュエル・マスターズ)
夢双英雄モモキングDM 蒼狼の巫女ツクヨミテラス イミッシュ・イツァヤナ