89式装甲戦闘車
はちきゅうしきそうこうせんとうしゃ
89式装甲戦闘車は陸上自衛隊で現在運用されている装甲車両。
諸外国並みの歩兵戦闘車として
90式戦車とペアを組むべく、対戦車ミサイルと35㎜機関砲を装備した諸外国並みの強力な歩兵戦闘車として開発されたが、その重厚長大さゆえ、普通科中隊では機甲職種の支援なしに日常的な運用は困難であったこと、この種の装甲車両の絶対条件である大量配備が困難な高価格（8億円）により、少数配備に留まった。
尚、歩兵輸送を主任務とする車両は96式装輪装甲車が各部隊に充てられている。
基本諸元
- 全長 6.8 m
- 全幅 3.2 m
- 全高 2.5 m
- 重量 26.5 t
- 乗員数 3名+兵員7名
- 武装 90口径35mm機関砲KDE
- 副武装 79式対舟艇対戦車誘導弾発射装置×2、74式車載7.62mm機関銃
配備部隊
陸上自衛隊 北部方面隊 第7師団第 11普通科連隊 第1・3・5中隊
陸上自衛隊 富士教導団 普通科教導連隊 第1中隊
陸上自衛隊 北部方面教育連隊 普通科教育中隊
陸上自衛隊 武器学校
総配備数 68両（平成16年度を以て調達停止）
以上抜粋終わり