船体に関する概要
スピリット・オブ・ファイヤは2473年に建造された大型のコロニー船で民間人が艦長を務めていた事もあるが所属自体は当時からUNSCとなっている。
同じ目的で建造された同級の船も存在しそちらは惑星ハーヴェストの入植に用いられ首都ウドガルドへ電力を供給するために解体される。
後年ハーヴェストは大規模な農業惑星となるが2525年勃発した人類が初めて経験する異種族間との戦争であるコヴナント戦争で一番最初に襲われた星でもある。
船体は2500m級のサイズでUNSCの艦艇全体で見ると比較的大きくエポック級空母とほぼ互角のサイズで後年建造されたハルシオン級軽巡洋艦やマラソン級重巡洋艦よりも大きい。
とは言えコヴナント戦争後の2558年頃再建の進んでいたUNSC艦隊が誇る最大級の規格外に近いUNSC インフィニティと比較すると半分くらいのサイズである。
装甲関係
コロニー船時代は不明だが軍が2520年頃強襲揚陸艦として運用する都合当然装甲化されている。
多くの艦艇で使われているチタニウム-Aを採用。
チタニウムAは戦闘艦艇向けに大規模に使用されている装甲で比較的小型なカロン級軽フリゲート等でも使用されているUNSCでは標準的な装甲と言える。
流石に艦艇自体が古く設計自体戦中どころか戦前の船という事もあり戦後のUNSCにおいて普及しつつあるエネルギーシールドは当然装備されていない。
搭載兵器類
戦前のUNSCにおける標準的な構成の兵器群を搭載しているが大量のデッキガンを装備しているのはかなり珍しい。
コヴナント戦争中に追加された武装等は確認されておらずプラウラー級のようなパルスレーザー等特殊な兵器は搭載していない。
またプロフェシー救助時にハヴォックを使用しており核兵器を運用する事自体は可能なようだがハーヴェストでの戦闘直後に移動しアルカディア攻防戦に参加と連戦状態で最低限の補給しか受けていなかったのか軌道上にいたコヴナント艦艇を核攻撃する等の行動はしていない。
核兵器が無い都合スピリット・オブ・ファイヤがコヴナント艦艇に対して有効となりうる兵器はタイプにもよるがM.A.Cガンのみとなる。
また近接航空支援や対空戦闘と対艦戦闘に用いる事の出来るアーチャーミサイルも相当数装填したポッドも保有し近接防御用のディフェンスガンは基本的にUNSC艦艇は搭載する傾向が強いのだがスピリット・オブ・ファイヤにその種の兵器が搭載されているかどうかよくわかっておらず大量のデッキガンで代替している可能性も無くはない。
参加した戦闘
2525年に発生したコヴナント戦争に初期の頃コール艦隊所属の艦艇として戦っている。
しかし元々はコロニー船で改修して与えられた艦種は強襲揚陸艦という都合上地上に部隊を展開して船自体は地上部隊を掩護する形が多い。
ハーヴェスト奪還作戦
ハーヴェスト奪還作戦には第二次から参加し第三次にも参加しアルファベースの確保や北極圏の遺跡を調査していたコヴナント部隊に対して陸戦部隊を投入し攻撃を加え撤退に追い込みコヴナントが調査していた物をアンダース教授を護衛しつつ調査している。
その直後再度コヴナント軍の攻撃を受けるが艦長のカーター大佐は運用限界ギリギリまで重装甲化された大抵の艦艇や部隊が持て余すような代物であるがフォージ軍曹のお気に入りと言われているグリズリー重戦車を投入し遺跡内部の部隊を救助している。
その後コヴナント艦艇が移動を開始したがアルカディアへ向かった事が遺跡のデータからも推測できた事もありカーター大佐はコール提督に話をつけスピリット・オブ・ファイヤは調査を中止しアルカディアへ向かう。