仮面ライダーザズー
かめんらいだーざずー
「ヤスエダ-YASUEDA」氏がYouTubeにて公開中のマインクラフトアニメ「仮面ライダーマイゼン」に登場する仮面ライダー。SEASON2の第7話から登場。
SEASON2におけるダークライダーポジションであり、ネオピグマともぜんいち達とも敵対する第三勢力に当たる。
変身者は現状正体不明。自己紹介や挙動その他からかなり自己顕示欲が強く芝居がかった性格であることがうかがえる。
SEASON2第6話から登場した「ぜんいちにそっくりな謎の青年」との関連は今のところ不明。
マイゼンと基本のデザインこそ同じだが、白黒のツートンで構成された無機質な外見になっている。
複眼の色は緑。
マイゼンやスマナイと異なりフォームチェンジ能力はないが、ドライバーのボタンを押してから動物のモブカードをスキャンすることで、対応する部位に読み込んだ動物の能力を付与できる。
「THE ZOO」の名が示す通り全体的に動物園を意識しているらしく、ソタイフォームのデザインは檻モチーフ。
ドライバーの音声と合わせ、未使用の頭部も合わせて6か所の「エリア」に動物モブを格納して「展示」、必殺技という「イベント」を開催するというデザインになっている。
素の性能も高いらしく、マイッキーストライクを正面から破るほどのパワーを見せている(この技のために投げつけられるマイッキーシールドの拘束力を意にも介していない)。
モブカードの読み込みによって具現化する装備・能力。名称は全て便宜上のものである。
武装本体の上から共通デザインの装甲が被さっている。第7話の時点では頭部の武装のみ未使用。
- シロクマクロー
「ライトアームエリア! シロクマ!」
シロクマカードを読み込んで右腕に装着。冷気を操る能力を獲得し、地面伝いに冷気を走らせることで標的を氷に閉じ込める。意識まで停止するわけではないらしく、スマナイには自力で破られている。
必殺技発動時にはビームの爪を伸ばし、連続で斬りつける。
- ミツバチニードル
「レフトアームエリア! ミツバチ!」
ミツバチカードを読み込んで左腕に装着。マイゼン・ハスクフォームの武器に近い。
- ヒツジガード
「バックエリア! ヒツジ!」
ヒツジカードを読み込んで背中から展開。ヒツジの毛を大きく膨れ上がらせて物理攻撃を防ぐ他、敵を取り込んで動きを止めることもできる。
- アルマジロガード
「バックエリア! アルマジロ!」
アルマジロカードを読み込んで背中から展開。身をかがめると共にアルマジロの甲殻を展開して閉じこもることで攻撃を防ぐ。
- カエルレッグ
「ライトレッグエリア! カエル!」
カエルカードを読み込んで右足に装着。ジャンプ力を高めるが、ドライバーの機能の都合で反対の足にもジャンプ力強化が必要になる。
- ウサギレッグ
「レフトエッグエリア! ウサギ!」
ウサギカードを読み込んで左足に装着。カエルと合わせてジャンプ力強化に使った。なお、デザインはカエルと同じく足に装着されたジャッキ状の器具である。
- 名称不明
「スペシャルイベント!」
ドライバー側面のボタンを押して発動。読み込んでいるカードに応じて内容が変化する。
- シロクマ
爪を地面に突き立て、冷気を走らせて氷漬けにした相手をビームの爪を伸ばして粉砕する。
- シロクマ+ミツバチ+アルマジロ+カエル+ウサギ
両手足と背中に読み込んだ状態で使用。マイゼンとの初戦では両手足に武装展開した状態でライダーキックを放って攻撃を相殺、そのまま両足で連続蹴りを見舞った後シロクマの爪で斬りつけ、ミツバチの針で突き刺し、トドメにアルマジロの甲殻で体当たりすることで変身解除に追い込んだ。
作品中初めてマイッキーストライクを正面から破った技である。
- 第7話(SEASON2)
初登場。キメラバグマン(ラヴェジャー+アイアンゴーレム)と戦うトリプルライダーの前に変身した状態で現れ、地面から看板を召喚して自己紹介。
そのまま自身の能力を見せつけるかのようにシロクマクローを発動してキメラバグマンを瞬殺し、返す刀でスマナイとミカゲを氷漬けにしてマイゼンに一騎打ちを挑む。
フォームチェンジが満足にできないマイゼンはガーディアン、ついでシュルカーフォームで応戦。
ガーディアンによる射撃攻撃はヒツジガードで受けきりつつミツバチニードルで反撃するが、シュルカーフォームの防御力は正面突破が出来ず、自身もアルマジロガードを展開して隙の読み合いに持ち込み競り勝つ。
最終的にマイッキーストライクを放たれるが、マイッキーシールドの拘束を全く受け付けず、頭部以外の五か所にモブカード武装を読み込んでフルパワーを発揮、正面からライダーキックを打ち破り変身解除に追い込んだ。
ボロボロのぜんいちを前に、あたかも自分こそが「仮面ライダー」であるとアピールするかのように勝ち誇りトドメを刺そうとするが、スマナイが自力で拘束を破りミカゲを救出、そのミカゲがエヴォーカーファングでぜんいちを回収したことで水入り。
大袈裟な挙動でやる気をなくしたことを示すと、そのまま跳躍でその場を去った。
直後、すまない先生とミカゲは観客席に座っていた、前話でマイッキーが目撃した「黒いパーカーを着た、ぜんいちそっくりの赤い目の青年」を発見して驚愕するが、青年はそのままスタジアムを去り、謎を残したまま事態は収束した。
変身者の正体はもちろんだが、それ以上の謎はライダーシステムの出所。
モブカード関連の技術は全て超襲撃社が開発したものであり、それがゾンピピグリンによってネザーに持ち込まれたことでネオピグマが動き出したのだが、当のネオピグマはあくまで超襲撃社の技術を改良することで戦力を確保している(少なくともオーバーワールドへ侵攻するだけの技術的ブレイクスルーは発生している)。
そしてSEASON2の4話における描写を見る限りでは「モブをカード化する」システムについては光線銃以外は完成しておらず、また超襲撃社やネオピグマの目的からしても、大した力を持たない動物をわざわざカードにして確保する意味が薄い。
結論としてはこの二つの組織がわざわざライダーシステムを他に作ったとは考えづらい(時系列的に超襲撃社は壊滅済み、ネオピグマは第5話冒頭のナレーションからして「動物モブを殺す人間」を憎んでいる=動物を利用するライダーシステムを作る理由が薄い)ため、ザズーの変身者は何かしらの手段で「カード化の手段」と「モブカードを用いた変身システム」を自力で確保した可能性がある。
そしてザズーの能力構成からすると、ザズーの変身ベルトは他のベルトと比較してモブへの支配力が弱いとも取れる(友好・中立=プレイヤーへの抵抗力がない・弱いモブのカードしか使用していないのが傍証)。
追加武装を展開する際、マイゼン・ミカゲのドライバーはモブの本体はカードに確保したまま能力だけを反映させているが、ザズーの場合はモブを一時解放してから本体に取り込むという、モブカードを用いる上では冷静に考えると危険すぎるプロセスを踏んでいる(スキャンしたモブカードがそのままモブに変化している)。
その場合、それこそエンダーマンなどの敵対モブでは解放した段階で襲われるか逃げられるかになるため、敵対の可能性が低く力も弱い動物モブを用いた「モブカードを用いた変身システムの実証実験用ベルト」だと考えれば筋が通るが、果たして真相は……?
本家側の元ネタは「カードをスラッシュして能力を発揮する」面では仮面ライダーカリス、「体の部位ごとに異なる能力を付与する」面では仮面ライダーフォーゼと思われる。