白菊
しらぎく
白菊とは、『零~濡鴉ノ巫女~』のキャラクター。
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江戸の後期、日上山信仰が行われていた時代の人物。
日上山と同様の信仰を持つ「陽炎山」(かぎろいやま)の幼巫女。
幼いころから人を見るだけで考えを読む看取りの力を持っていたが、異様な容姿や体が弱いことから、長くは生きられないといわれていたため、7歳になる前に人柱になることを決意する。「強い柱」を求める日上山に「箱入り様」として送られた。
深羽と同様人の心が見えすぎるため、外見よりも大人びた振る舞いをする。
かつて幼少期の麻生博士とよく遊んでおり、彼に恋心を抱いていた。
柩籠に入る際に麻生博士に遺髪を寄香として遺し、いずれ幽婚で再会することを約束して人柱となった。
しかし、寄香を受け取った麻生少年だったが、幼いころの祭りのさなかの非現実的な出来事を夢の中のことだと思っていた。
逢世の見合い写真を撮るために山に入った麻生博士は形代神社を通るが、白菊の存在には気づかずに下山することになる。
日上山の中腹の柱として地中深くに埋められている白菊は、寄香を持つ者が再び訪れるまで、神隠しに遭った子供と共に永遠の遊びを繰り返すことになる。