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CV:内田真礼


概要編集

シリーズ第6作『零~濡鴉ノ巫女~』の主人公の一人。初代の『零~zero~』の主人公で『刺青の聲』にも登場した雛咲深紅の娘。アイドルとして芸能事務所に所属している。


父親は不明で、物心ついた時には母親の深紅しかいなかった。しかし3歳の時にその母も行方不明となり、以降は母の知人である井山サチのもとで育てられた。成長した彼女はやがてアイドルとなるが、自ら望んだというよりは自暴自棄になった結果(後述)であり、言われるがまま仕事をしているため、中にはグラビアアイドルのような酷く際どいこともしている。


こうなったのは彼女が雛咲家の出身で、母と同じく生まれつき霊感が強く、触れた人間の同情や哀れみといった負の感情が視えてしまうため。ゆえに周囲と関係を築けず、幼少期から強い孤独を感じていた。アイドル活動はそんな自分に向けられる負の視線と、理解者がいない境遇への諦めからやっている。義母からは心配されているが、前述の事情と持ち前の勘の鋭さからすれ違いを起こしており、上手く関係を築けていない様子。


ある日、失踪した母の手がかりが日上山にあると知った深羽は、山へと向かい自身の霊感(影見)で母の痕跡を辿っていく。しかし彼女の素性に目を付けた怨霊によって「箱」へと閉じ込められてしまう(ゲームのプロローグ)


ゲーム開始時点では、深羽が戻ってこないことを心配した義母により黒澤密花に捜索依頼が出されている。ゲーム中盤で不来方夕莉によって救出され、以降は骨董屋「くろさわ」に保護される。しかし本人は母との再会を諦めておらず、夕莉や蓮の目を盗んで再び日上山へ向かうことを決める(この時、ちゃっかり夕莉の射影機を拝借している)


当初は夕莉に対して冷たく当たっていたものの、助けてもらったことに恩義を感じているのか、あるいは同じ能力者として共感できる部分があったためか、あるエピソードでは夕莉を助けるために動いている。


関連イラスト編集

たぶん、あなたよりみう

センシティブな作品


関連タグ編集

 零~濡鴉ノ巫女~ 放生蓮 不来方夕莉 雛咲深紅


出生の秘密 ※ネタバレ編集










































実は夜泉子と呼ばれる人間と死者の間に生まれた子。


元々霊感が強い家系で、その中でも特に強い能力を持つ深紅の娘であること、さらに夜泉子で死者の性質を合わせ持つことから、夕莉はおろか、歴代最強と言われる母すらも凌ぐ力を持つ。母を強く求めるのは、自分のことを理解してくれるのは同じ力を持つ母だけという希望から。


なお父親の正体も作中で明かされており、ずばり母・深紅の兄である雛咲真冬である。深紅が深羽を身篭ったのは『刺青の聲』で死んだ兄と再会した時。つまり近親相姦で生まれた子ということになる。真冬も妹と同じく強い霊感を持っており、これも深羽がシリーズ最強格の霊感を持った理由と言える。


しかし死者との契りは生者側の寿命を削るというリスクがあった。余命幾ばくもないことを悟った深紅は日上山に伝わる幽婚の存在を知り、せめて最後は自分の心のままに終わりたいと3歳の娘を残して失踪したのだった。


深羽がこの真相を知るのは終盤で、幽婚の写真で母の隣にいる男性を見たときの反応を見るに、真冬の顔は知っていた模様。真相を知っても母に向ける想いは変わらず、自分のもとへ戻ってきてもらうために最後まで足掻き続けることを決める。


なお夜泉子は、大きな厄災である「夜泉」を鎮める人柱として打ってつけの存在であるらしく、山の怨霊たちからその身柄を狙われている。ゲームのプロローグで囚われたのもそのため。

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