CV:桑島法子
概要
蓮が密花に依頼して見つけた写真帖に挟まっていた白無垢を着た花嫁姿の写真の女性。
※ネタバレ注意
「一緒に 終わってくれますか?」
強い力を持つ日上山の巫女。
本作のラスボスにあたる。怨霊名は「待ち続けた女」。
大水で生き残ったことがきっかけで人に見えないものが見えるようになって巫女となり、日上山の封印を守る「本柱」に選ばれる。
その過程で幽婚の儀式を執り行う必要があり、その見合いにふさわしい絵馬を描く絵師が必要になった。
その際、「魂を描き出す絵」を作り機械を持つという噂だった麻生博士が招かれた。
射影機を通して見ながら逢世に惹かれた麻生博士と、その想いに気づきながら射影機で写され、魂の一部を持っていかれた逢世との間で、言葉なき結びつきが生まれる。
しかし、麻生博士が口にしなかった自分への好意を感じ取ってしまったことで「麻生博士への想い」が未練となって残してしまったことや、儀式と同時刻に枢木恭蔵により巫女達が皆殺しにされて彼女達が引き受けた分の死者の想いまで一気に背負うことになってしまったことが原因で儀式は失敗し、柩籠が開いて夜泉が溢れるという災厄を引き起こしてしまう。
日上山が闇へと閉ざされた後、引き受けた全ての死の苦しみと一人で夜泉を落ち続ける孤独に苛まれ続け、心の支えとなってくれる(一緒に「終わって」くれる)相手を捜すようになる。
日上山の封印は、神隠しにあった女たちを柱とすることで、かろうじて保たれていた。
もうすぐ夜泉に融け消える間際だった逢世は自らと同じ力と孤独を抱える不来方夕莉と、麻生邦彦の魂を持つ放生蓮の二人を山に誘うことになる。