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C-47の編集履歴

2017-05-17 22:04:11 バージョン

C-47

しーよんなな

DC-3派生型中の軍用輸送機型であり、シリーズ生産数の大半を占める。1940年当時では輸送力・経済性など最もバランスに優れ、そこを買われてアメリカ陸軍航空隊の主力輸送機として採用されることになった。イギリスなど連合国側で広く運用され、ソビエトや日本でも同様の機がライセンス生産された。総生産数は10000機を超える。

「ダグラス商用機3型」

原型となったのはDC-3で、元をただせばDC-2旅客機の胴体を拡大した「アメリカ夜行横断便」であった。この大型化で乗客定員は1.5倍になり、しかも運航費用はほとんど変わらなかったため、1930年代の航空業界にとっては革新的ともいえる「飛ばせば飛ばすだけ利益が出せる」はじめての航空機となった。


この航空機は当時の旅客機としては600機と、かなりの数が生産された。


「空の貨物列車」

このように優秀な旅客機であるから、これが軍部の目に留まらぬ訳がない。

1939年、ポーランド侵攻により第二次世界大戦が勃発し、欧州情勢が風雲急を告げるなか、アメリカ陸軍航空隊(USAAF)は民間よりDC-3を借用して充てていた。


当然ながら評判はよく、これを貨物用に適応させた本格的な輸送機が求められた。

これがC-47「スカイトレイン」で、胴体後部左側面の乗降ドアを大型の貨物ドアに拡大し、貨物室底面も搭載力に見合った程度まで強化された。

C-47は1940年9月に147機が発注され、以降大戦が終結し、生産ラインが閉じられるまでに10000機以上が生産されるという、まさにアメリカの工業力を象徴する大記録を打ち立てた。

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