概要
人と魔物が平和に共存できる世界を夢見て勇者を目指す少年。
女神イリアスを深く信仰しており、勇者になるための洗礼を受けようとしていた日に、謎の妖魔・アリスフィーズと出会う。
性格は純真そのもので疑うことを知らず、どう見てもバレバレなアリスの正体にも直接明かされるまで全く気づかなかった。
初期はお花畑丸出しの甘い思考や実力不足から来るヘッポコっぷりが目立つが、世界を巡る旅やアリスとの交流を通じ、人間的にも成長して行く。
また、自分の命をやたらと軽視する傾向も見られるが……
設定上非常にハイスペックではあるが、後述のストライクゾーンやゲーム内容的なプレーヤーの都合で
敗北シーンをこれでもかと見せることになるためチート感は極めて薄い(ストーリー終盤の展開上このくらいハイスペックでないと太刀打ち出来ないのもある)。
ファンからはその異様なまでのストライクゾーンの広さや、時折見せる男らしさからルカさんとさん付けで呼ばれることが多いが、pixivにおいてはしばしば別のルカさんと被ってしまうためかこの記事のタイトル通りのタグが多い。
ネタバレ
ここからはネタバレを含みます
ルカは元勇者のマルケルスとその妻・ルシフィナの間に生まれた一人息子。
マルケルスは勇者として仲間達とともに魔王討伐を目指したが夢半ばに挫折し、その後相棒のラザロとともに「イリアスクロイツ」を結成し、初代団長として徹底的な魔物排斥を目指すが、途中で魔物に殺されてしまう。
一方、ルシフィナは幼い頃のルカとともにイリアスヴィルに住んでいたが、当時のイリアスヴィルは非常に強い排他主義で、よそ者の二人は村八分の扱いを受けていた。そして、ルシフィナは流行り病に罹り、ルカは必死に助けを求めるも、見殺し同然に拒まれてしまう。そして、死に際にルカに「誰も恨まず、立派な勇者になりなさい」と言い遺して亡くなる。
その後、流行り病がイリアスヴィル中に広がり、大勢亡くなってしまったため、やむなく移民を受け入れることになり、これによってルカに対する差別は無くなった。
父の自業自得な死と母の非業な死がルカに大きな影響を与えることになり、魔物との共存の真意は父の悪行に対する贖罪であり、その手段として勇者を目指していた。そして、それを目指す過程で自身が果てることで父の過ちを無意識に償おうとしていることをアリスに指摘される。