概要
CV:椎那天
正義を愛し邪悪を憎む創世の女神。
魔王を滅ぼす為に、多くの若者に勇者の洗礼を授けて魔王打倒に旅立たせている。
主人公の少年・ルカの夢に現れ、魔王を倒すべく勇者となる事を告げるが、肝心の洗礼の時に姿を現す事が無かった。だが、その後はルカの夢の中に現れ、彼に助言したり戒めたりしていた。後に洗礼に現れなかった理由は、洗礼前に襲撃してきた魔王に顔を殴られて顔が腫れてしまい、そんな姿を人前に見せれなかったためと判明する。
尚、ルカがモンスター娘に敗北すると、反省会(所謂、コンティニュー画面の様なもの)でルカに情けなさを叱責しつつ敵の弱点や戦い方をアドバイスしてモンスター娘との再戦に送り出す。しかし、余りに負け過ぎると彼女自らお仕置きをする事も…。
この世界では、イリアスを崇めるイリアス教が信仰されており、彼女を崇める一方でモンスター娘は徹底的に排斥する思想になっている。
が……
このイリアスこそが全ての元凶で、倒さなければいけない存在。
嘗て、原初の魔族である邪神アリスフィーズと世界の覇権を巡り戦ったが、イリアスはアリスフィーズに対し世界そのものを人質に取り、アリスフィーズと六祖を封印した(が、その一人は弱体化する事で封印を脱出している)。
その本性は超ド級のナルシスト且つ独善的な性格で、気に入らないものがあれば手段を選ばず消しにかかる非道さを作中で何度も披露している。そしてそれには自ら生み出した天使達ですら例外ではない。
その一方で全知全能故の孤独さも抱えており、どこまでいっても自分自身の分身に過ぎない天使では満足出来ず、品種改良に似た過程を繰り返して猿から人類を作り出した。
また、人望に関してはかなり分かり辛いところがあり、基本的に天使からは忠誠を誓われているが、その忠誠が粛清される事への恐れだったりする天使も作中で出て来ている。
直属の部下である黒のアリスとプロメスティンはイリアスへの忠誠心は全く無く、終盤で遂に反乱に遭い黒のアリスに食い殺される。
終章での反省会に「善のイリアス」なる存在が登場し、どっかの鬼嫁をも超えるドS発言と攻略アドバイスを話すが、これも後述する目的の為に行った手の込んだ自作自演であった。
因みに、ルカの母であるルシフィナとその双子の姉ミカエラは共にイリアスの手により原初の天使として生み出された存在であり、イリアスとルカは祖母と孫の血縁関係にある言える。
最終決戦にて
黒のアリスに食い殺されたのは最強の存在になる為の演技で、二人の反乱もシナリオの内だった。ルカとアリスが黒のアリスを倒したのを見計らい黒のアリスの残骸から登場、戦闘になる。
第一形態を撃破すると上のイラストの様な蛸、蛇、ラフレシア、烏賊、ドラゴン、ヴァギナデンタータ等を混ぜた様なよくわからない姿に変貌を遂げる(イリアス自身は生体ユニットの様な外見)。この姿をイリアスは喜んだが、ルカもアリスも「お前の大嫌いな魔物そのもの」と皮肉った。
この戦いでは魔王軍四天王やミカエラが交代で参戦してくれるのだが、防御を怠ると瞬殺される。トドメを刺すシーンを始め戦闘各所で見る事が出来るイベントは必見ものである。
最期
ルカとアリスによるすべての力とみんなの想いを込めた必殺技『カドラプル・ギガ』を受けて敗れて消滅したが、ルカも昏睡状態に陥った。
ルカの精神世界に現れたイリアスは「神とは何なのか」、「自分は必要なのか」という事に永き間悩んでおり、その末に世界を滅ぼそうとする暴挙に出た事がセリフから判明。
そして堕剣エンジェルハイロウを使用し過ぎた影響で石化しそうになっているルカを「最後くらい神らしいことを」と治療し、ルカを真の勇者と讃えて消滅した………筈だったのだが……
関連タグ
善の皇帝(FF2SoR):上記「善のイリアス」関連イベントのパロディ元と考えられる。
殺生院キアラ(Fate/EXTRA-CCC):無力な聖職者のフリをしていた黒幕繋がり。尚、こちらは18禁ゲームではないものの彼女のせいでCERO-Dに。
エーデル・ベルナル(スーパーロボット大戦Z):聖女を装っていた敵女繋がり。本性を露わにした彼女も、イリアスに匹敵する顔芸を披露する。