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センシティブな作品

プラキットとして

フレームアームズ・ガール第3弾。

2カラーが発売されており、それぞれ「Normal Ver.」「White Ver.」と呼称される。

元々は島田フミカネ氏が同人誌に寄稿したイラストにおいて、武装を施していない半身側を模型化したという経緯で誕生した、「一切の武装を施していないフレームアームズ・ガール」という立ち位置。

パッケージ絵や後発のイノセンティアから伺える範囲では、まずは人間と同じような素肌の手足を持つ素体があり、そこにグローブやサイハイソックスといったアンダーウェアを着込み、さらにアーキテクトの装甲をベースとして装着、最後に個別の装甲や武装を据え付けているというイメージであるらしい。

マテリアはそのグローブとサイハイソックスを身に着けた姿、という段階である。

すなわちフレームアームズの内部骨格であるフレームアーキテクトですらないため、原典となるフレームアームズが存在しない。

あえて言うならば「フレームアーキテクトの外装を剥がした内部メカ」とでも言うべき位置付けであろうか。

髪型、フェイス等、それまでのデザインとは一新されており、どちらのバージョンも髪型はセミロング。色はNormalが青、Whiteがピンクである。

それまでのラインナップよりも可動範囲が格段に向上しているのが特徴で、かつ腰に設けられた可動部のおかげで、ある程度背中を丸めた姿勢を取れることから、体育座りの姿勢も取ることができる。

この素体構造は後発の迅雷およびイノセンティアにも継承され、両者とも同等の可動範囲を誇っている。

手首も球状軸関節を使用した新形式に改められており、可動範囲が拡大しているが、ジョイントが破損しやすいという欠点もあるため、特に接続穴に塗料が流れ込むなどして狭くなると、元々タイトな設計なのが仇となり、簡単に破損してしまうことに注意が必要。

何も装備していない素体という位置付けゆえに武装は一切なく、付属もしていないが、接続用のパーツは複数用意されており、他のFAガールやフレームアームズのパーツ、M.S.G.等は問題なく装備することができる。

この一切武装がなく、接続用ジョイントもオプション扱いで基本的に凹凸に乏しいスタイルであることが、意外な需要を呼ぶことになる。ドールの素体としての需要である。

可動範囲が広く、プラキットゆえに改造も容易であり、供給もある程度安定しており、1/12スケールのドール服を問題なく着用できるサイズ、ということで、ドールを嗜む層からの需要が生まれ、この需要が予想外に大きかったことから、後にドール用としてのプレイバリューに特化したイノセンティアが誕生することへとつながってゆく。

White Ver. Brown Skin Append

コトブキヤショップ限定品。

White Ver.に褐色肌のランナーが付属したバージョン。

褐色といってもアラブ人や黒人ほどの黒さではなく、日本人が少々ガッツリ日焼けした程度の色合いであるが、それゆえに健康的かつエキゾチックな雰囲気を漂わせている。露出の多いデザインのコスチュームも相まって非常にエロい。

アニメ版

3話から登場。Normal Ver.、White Ver.同時登場となった。

アンダーウェアのデザインが変更されているが、これは海外での放送を考えた場合に元のデザインだと厳しすぎるからであると語られている。

二人寄り添い、リボンを巻かれた姿であおの家に送られてくる。

ともにマテリアという名前ではややこしいと、あおによってWhite Ver.には「シロ」、Normal Ver.には「クロ」という名前が与えられる。

起動後はお嬢様的な雰囲気を醸し出していたものの、バトルになると、姉妹そろってサディスティックな言動に変貌する。

バーゼラルド曰く「扱いが難しい」武器である、ビーストマスターソードとグラインドサークルを手に、装甲を装備していないにも関わらず、轟雷とスティレットにまともな反撃を許さず一方的に攻撃を加え、追い詰める。

しかし、囮のスティレットとの交戦に気を取られている隙に、あおが轟雷に投入したリボルビングバスターキャノンの最大チャージ攻撃を受け、二人そろって撃破されてしまう。

以降はバトルに参加することはなく、バーゼラルドと揃ってトラブルメーカー的な役割となるが、そのイタズラの大半は失敗という結末に終わる。

第8話ではシュール極まりない漫才を習得、他のFAガールたちにはドン引きされていたものの、迅雷にだけは受けていた。

なお、アニメ版においては最初に生まれたFAガールであり、FAガールたち全員の始祖と言える存在である。

彼女たちの次にアーキテクトが開発され、そこから他のFAガールたちへと派生していったらしい。

小説版においては、このマテリア姉妹の奇矯な言動の真意が詳細に描かれており、本当は他のFAガールたちを妹のように可愛がっていること、仲良くしたいがうまくできない不器用さなどが語られている。

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