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ポケットモンスター☆SPECIALの編集履歴

2017-07-12 12:08:32 バージョン

ポケットモンスター☆SPECIAL

ぽけっともんすたーすぺしゃる

『ポケスペ』を略さず言った形。正式名称。

概要

原作:日下秀憲

作画:真斗→山本サトシ

正式名称は『ポケットモンスター☆SPECIAL』。

ストーリーは完全オリジナル。

ゲーム中の小ネタや裏設定などに重要な役割を持たせて作中で使用する事が多く、その時点で発表されている最新作の内容を先取りして隠しネタとして取り入れることもある。また旧章で出したネタが最新作で関連付けられそうな場合は後付けとして機能させる場合もある。

また、小学生を対象としているだけあって内容はかなり子供向け。

作画担当者交代時の様子について日下と山本がTwitterで発言した内容によると、当初は1年限定の短期連載の予定であったようだ

連載

1997年にゲーム『ポケットモンスター』の小学館学年誌版コミカライズ作品として連載がスタート。

当初は原作ゲームタイトルのまま『ポケットモンスター』と題されていたが、コミックス化の際に 先行して発刊されていた穴久保版ポケットモンスター(俗称ギエピー)との混同を避けるため、単行本レーベル名の『てんとう虫コミックススペシャル』に因み『ポケットモンスターSPECIAL』と命名された。

主に『小学四年生』『小学五年生』『小学六年生』の三誌で縦断連載されていたが、現在では小学四・五・六年生の休刊に伴い『コロコロイチバン!』『ポケモンファン』の二誌で連載されている。

月刊三誌に跨って連載していた頃と比べ、月刊誌と不定期発行誌の二誌連載となった現在は、連載ペースがかなり低下しており、単行本化に際して描下ろしがなされることも多い。

が、現在はポケモンファンでの掲載も終了してしまい、コロコロイチバンにのみ掲載されているためますます連載ペースが低下してしまった。

これを問題視してか、ORAS編以降はウェブコミック配信サイト『サンデーうぇぶり』(旧『クラブサンデー』)でも連載されるようになった。

また、第4章途中からは複数の章を並行して連載するようになったが、各章の長編化と連載ペースの低下によって、原作ゲームの新作発売までに前作の章のが完結できず、前作の章の連載を中断して新作の章を始める場合がある。

特に、『HG・SS』発売以降のエピソードについては、原作ゲームの発売に追いつけない状態が続いている。

単行本

1~52巻(以下続刊)。

モデルとなったゲームごとに章に分かれているが、これが巻毎に綺麗に区切られていたのは2章までであり、3章以降は1つの巻の中で章の移り変わりが起こるようになった。このため、古い章が連載終了しても、新しい章の物語の連載分が充分量貯まるまでは単行本が刊行されない。

また逆に古い章が完結しなければ新しい章も収録できないため、複数章の縦断連載時は新章の単行本化が連載から年単位で遅れる。

さらに前述の掲載誌がらみの事情もあるため、単行本発売はかなり不定期になっている。

この点は作者や出版社側も「2年待ちが常識だった『新章のコミックス化』」と認めており問題視していたらしく、最新章の第12章(X・Y編)は前章に先行して『てんとう虫コロコロコミックス』からこれまでとは別ラインで単行本化されることが決定している。

これまでの『てんとう虫コミックススペシャル』版の単行本にも将来的に第12章以降の通巻収録は行われるので、フォーマットを揃えて集めたい人も安心である。

2010年に累計発行部数1000万を突破し、2011年にそれを記念した第二回人気投票が開催された。

→ポケスペ全キャラクター人気投票

2014年には累計発行部数1200万を突破した。

ストーリー

章にもよるが原作ゲームの♂、♀、ライバルのデザインを元に独自の設定を加えたキャラをポケモン図鑑を託された主人公に据え、それぞれ目的を持った図鑑所有者たちの旅がやがて一つの大きな戦いへと収束していく……というのが物語の基本的な構図になっている。ただし、一部主人公やサブキャラクターは、日下と山本のオリジナルデザインであったりする。

連載は長期化しているが、歴代の主人公達の共闘なども何度か描かれている。

原作にジムリーダーや四天王、フロンティアブレーンと非常に数多くのキャラクターが登場する関係上 それら全員に活躍の場を与えると必然的に群像劇としての側面が強くなり、それを活かして展開する様々なドラマと予想できないなストーリーが作品の売りの一つになっている。

そのため、肝心のポケモンの影はかなり薄い。

その為、ロケット団になっているジムリーダーをはじめ、設定やキャラクターの役どころが原作と全く違う場合も存在する。

ただし、近年では本家の時点で設定が作り込まれていることもあり、それによって主人公以外は本家に習う設定になってきている。

また歴代主人公のほぼ全員に、ポケモン御三家を手にする以前から手持ちにしている幼馴染のポケモンがおり、主人公と特別な絆を持つ一匹として描かれる事がしばしばある。

また、ゲームと違い、主人公の目的は必ずしもポケモンジムの制覇というわけではない。

原作ゲームの本シリーズ(リメイク版も含む)で新作が出るたびに主人公や舞台を一新した新章に突入するのが恒例となっているが、全てはある程度 時間の経過した同一の世界として描かれている。

そして当然ながら登場キャラクターの年齢もシリーズが進行するごとに上がっている。

注意点

しかし、ポケスペ独自の展開や凝った(凝りすぎた)設定を「鼻に付く」と感じたり、原作からの設定の改変を受け入れられないポケモンファンも確かに存在するため、所かまわず話題に出すのは避けたい。

過去には、実際に両者の間の深い溝が原因で騒動に発展した例もある。

原作ゲームの登場人物、ポケスペの登場人物、その他のメディアミックス作品の登場人物はすべて別のキャラクターであり、外見が同じであるからといってポケスペのタグ登録などを勝手にしてしまい、イラスト投稿者などに迷惑がかかることもある。

また例えば、サカキの息子である「ライバル」が描かれるイラストに、ポケスペファンによって「シルバー」とタグが挿入されることが結構ある。

このような点に注意をする必要がある。

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