苦悩の梨
くのうのなし
中世ヨーロッパに開発された拷問器具の一種。
概要
苦悩の梨とは、拷問器具の一種。
携帯性に優れ、外見からは拷問の跡が発見しづらいこともあり、一部の職業的拷問者(異端審問官等)に愛用された。
形状は梨状(洋梨状)で、使用中は実に当たる部分が縦に分割・展開する。
そのため、拷問器具としては珍しく内部のみを破壊する事が可能となっている。
使用法
口腔、直腸、膣等に挿入し、手元を操作することで挿入部位が展開、対象部位を内部から拡張し破壊する。
使用する部位により苦悶の梨の大きさはある程度決まっている。口腔用を他の部位に挿入するのはもはや別の拷問であり、苦悶の梨を使用する意味が薄い。逆に膣用を口腔に使用しても、拷問にはなるが効果的とは言いがたい。
性的・宗教的な意味
拷問、特に女性に対するものにはしばしば性的虐待を含むものがある。
膣に対する異物挿入・攻撃は直接的な陵辱に並ぶ最たるものであるが、苦悩の梨は性器を破壊することに特化した器具であるという点で(残弱な意味で)洗練された道具である。
魔女狩りの際、好んでこの道具が使用されたのは「淫行を働いている(であろう)魔女の陰部を攻めることで魔女を退治する」という宗教的な意味合いが込められていた。
ちなみに
発明当時の技術で実際に人体破壊可能な強度を確保できたのかは現在でも疑問の残るところであり、一説では実際には使用せず、見せびらかすことによって相手に恐怖を想像させ、自白などを強要させたのではないかとされている。
PIXIVでは
拷問器具であるためR-18Gのイラストが大半を占めている。
また、性的な意味合いが強い使用法のため同時に性器が描かれることが多く、R-18Gの中でもR-18の意味合いが強いものとなっている。⇒実際に書かれているイラスト〈R-18G注意〉