四象刃最強の男。
精霊術で魔物を使役する一族―――キタル族の下層の家に生まれた。
今でこそ非常に優しく穏やかな性格をしているが、嘗ては凶暴な野盗だった。こうなってしまったのには理由がある。
大きな体躯と魔物を操る力が一族の中でもずば抜けていたことから一族全員から実母ともども迫害される日々を送る(実父は二人を見捨てて家を出た)。実母だけが唯一の味方だった。ある日、族長が実母に手を出したため族長に殴りかかるが、誤って殺してしまい、二人を止めようとしたオルテガの母親も巻き添えで死亡。
その後は生きるために野盗として生活するが、ある日、ルタス一家に匿ってもらう。彼らからは実の家族同然に扱われていたが、ジャオを狙った野盗に殺害されてしまう。故にジャオが「エリーゼの両親を殺したのはわしだ」と言っているのは”自分が殺したようなものだ”と心から悔いているため。