曖昧さ回避
以下の2つの列車がある。いずれも群馬県と新潟県の県境にある谷川岳が愛称の由来となっている。
(※1)上野駅〜水上駅間(東北本線・高崎線・上越線経由)の在来線特急「谷川」(漢字表記)。
(※2)東京駅〜高崎駅・越後湯沢駅間(東北新幹線・上越新幹線経由)の新幹線「たにがわ」(ひらがな表記)。単に「たにがわ」と言えば、こちらを指す場合が多い。
在来線特急「谷川」
1982年(昭和57年)11月15日のダイヤ改正にて、急行「ゆけむり」が特急に格上げされる形で、特急「谷川」が初登場した。
1985年(昭和60年)3月14日にはL特急&新特急の一員となり、L特急「新特急谷川」となった。
しかし、1997年(平成9年)10月1日に上越新幹線の列車名に転用されることになり、L特急「新特急谷川」はL特急「新特急水上」に改称した。
上越新幹線「たにがわ」
1997年(平成9年)10月1日、JR東日本が管内の新幹線の愛称をそれまでの停車駅別から運転区間別に整理した際に登場した種別で、東京駅~高崎駅・越後湯沢駅間を結ぶ列車として設定された。基本的に各駅停車だが、一部列車は通過駅がある。スキーシーズンになるとガーラ湯沢駅まで延長運転される列車も設定される。
かつて在籍したE1系かE4系で運転される列車は「Maxたにがわ」として運転された。また、E4系で運転される一部の「Maxたにがわ」は東京駅~越後湯沢駅間で「Maxとき」と連結して運転されるものもあった。
2015年(平成27年)3月14日、北陸新幹線(長野駅~上越妙高駅〜金沢駅間)開通に伴うダイヤ改正で「たにがわ」は大幅に減便され、東京駅~越後湯沢駅間が9往復、東京駅~高崎駅間が3往復のみとなり、日中は運転されなくなった。
2019年(平成31年)3月16日のダイヤ改正でE7系の営業運転を開始。グランクラスのサービスも開始された。
2021年(令和3年)末からは、北陸新幹線の間合い運用でW7系も使用されるようになった。
停車駅
東京駅 上野駅 大宮駅 熊谷駅 本庄早稲田駅 高崎駅 上毛高原駅 越後湯沢駅 ガーラ湯沢駅
※太字はその駅を始発・終着とする列車がある駅。
定期列車は基本的に各駅停車だが、ごく一部の列車は本庄早稲田駅を通過する。
また、ガーラ湯沢駅発着の臨時列車は大宮駅〜越後湯沢駅間ノンストップの速達運転を行う場合がある。