実包は銃弾の一種で、一般的に一番多く用いられるものである。
製造された銃本来の用途である「獲物の射殺」「敵の殺傷」「公務の執行」「射撃競技の標的の破壊」等に用いられる。
他の呼び方は、「実弾」「普通弾」など。
一般的にこれらの用途を満たす最低限の機能に絞って製造され、曳光弾や焼夷徹甲弾などの特殊な弾薬は「実包」と呼ぶべきか微妙なところ。
殆どの場合は、殺傷能力のない空砲やスナップキャップの対義語としての「実包」と呼ばれる以外では、単に実包とは呼ばずそれぞれの名前で呼ばれる。
強装、弱装、弾丸の種類… などなど種類は色々あるが、銃そのものが最もパフォーマンスを発揮できるかは実包の良し悪しが大きく関わってくる。
突き詰めると、最終的には銃の用途は勿論のこと、銃そのものの個体差や、射手の好みにも関わってくるので、実包を自作する人もいる。
…が、実包のレシピは分厚い本が出来るほど。弾の重さや形、発射薬の種類、雷管の性能… などなど、様々な要素が関わってくるし、組み合わせも無限にある。