人物
千利休とは、中世末期、戦国時代、安土桃山時代の茶人。今井宗久、津田宗及とともに茶湯の天下三宗匠と称せられた。何も削るものがないところまで無駄を省いて、緊張感を作り出すというわび茶(草庵の茶)の完成者として知られる。茶聖とも称せられた。
創作としての千利休
へうげものの登場人物。日本史上最も有名な茶人にして稀代の数奇者。「茶聖」と称される深遠な精神性と、「茶鬼」と称される凄まじいまでの業を併せ持つ。本作では史実の背の高さがかなり強調されている。主人公・織部の茶の師匠であり、大きな影響を与える。日本を己の数奇に基づく理想国家へと作り変えたいという「業」から秀吉を見込み、信長殺しを持ちかけ暗躍、実行する。豊臣政権の樹立後は筆頭茶頭となりその天才的な創意を振るうも秀吉との摩擦が多くなる。
キャラクターボイス
田中信夫が担当。