Expressionとは、Creature House社のドロー系イラストツール。または、同社を買収したMicrosoft社のWebデザインスイート。
Pixivで主に使われているのは前者だが、旧いソフトであるため使用者は少ない。
Creature House Expression
開発元のCreature House社が2003年9月にMicrosoft社に買収され、現在では開発終了。最終バージョンは3.3。
Adobe Illustratorと同様のドロー系ツールながら、手描き風味の描画に適した機能を持ち、IllustStudioやSAI、OpenCanvasなどのイラスト系ツールのベクターレイヤーとも遜色のない描画が可能。
ドロー系ツールであるため幾何学図形の描画にも強いが、Adobe Illustratorと比較すると機能ではやや見劣りする部分もある。
その最大の特徴は、“線”となる画像をペンの軌跡に沿って自在に曲げる事の出来る「スケルタルストローク」。Adobe Illustrator CS5(2010年5月28日発売)で実装された「絵筆ブラシ」に相当する機能だが、Expressionはこの機能をVersion1から実装していた。
関連ページ
2011年2月現在Microsoft社からVersion3.3英語版(WIN/MAC)が無料で配布されている(が、そのままでは起動不可)
http://www.microsoft.com/expression/expression-design/download.aspx
Microsoft Expression
Microsoft社から販売中。最新版はVersion4(2011年2月現在)。
名前は同じExpressionだが、Creature House版とは似ても似つかないWebデザイン統合パッケージであり、複数のWebデザインツールをひとまとめにしたスイートの名称である。
旧Expressionに相当するのはExpression Design。