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CV:木野日菜












































































概要編集

アクロバティックさらさらの娘。彼女は生前、バレエが得意な一児のシングルマザーで、複数のバイトの掛け持ちや身売りなどをしながらも、娘と共に慎ましくも幸せに暮らしていた。しかしある時、訪れた借金取りの男達によって娘が連れて行かれてしまう。死に物狂いで娘と借金取りが乗った車を追いかけるも追いつけず見失い、満身創痍となり絶望した彼女は降りしきる雨の中、建物の屋上でバレエを踊りながら投身自殺するのであった。


この最期は、アニメでは投身自殺した事が直接伝わらないように、屋上の水たまりでバレエを踊る様子がまるで湖面の上で踊っているかのような演出へとぼかされていたが、よく見ると飛び降りる寸前に屋上のふちが一瞬映っており、更にその後のグシャッという鈍い音でも何が起きたか察せられる風になっている。


怪異へ生まれ変わった後は生前の記憶を失い、ただ彷徨うだけの存在だったが、偶然にも子供の頃の愛羅に出会い、母親を失ったばかりの愛羅に“おかあさん”と呼ばれたことから「私があの子を守る」と彼女に強く執着するようになった。また、アクロバティックさらさらを象徴する赤いワンピースも、かつて娘に買ってあげた洋服と同じものであった。


アニメ版では完全な怪異と化すまでの経緯が少し異なり、小さい頃の愛羅に出会うまでは原作では既にワンピース姿だったのが、アニメ版では死んだ当時の姿で描写されており、愛羅を守ると決意した瞬間髪が伸びあの姿へと変貌する演出が追加された。


そして愛羅が霊感に目覚め、自身を視認できるようになったことで遂に我慢の限界を迎え襲い掛かってしまったが、元々害意を持っていた訳ではなく、本質的には優しい性格であることがうかがえる。

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