これはどこか異国のちいさな恋のお話。
化け物に襲われ、光を失った王子さまと、そんな彼が気になるお姫さま。
ふたりはお城を抜け出して、王子さまの目が治るよう、森の魔女へお願いしに旅立ちました。
でも、お姫さまには王子さまにはいえない秘密があるのです。
───本当のわたしでは、あなたに触れられない。
概要
日本一ソフトウェアが贈る、童話の絵本のようなグラフィックスと世界観が特徴のアクションパズルゲーム。しかし、ゲームが不得手な人間でもメインストーリーに専念できるよう、ゲーム部分はスキップ可能になるとのこと。
プレイヤーは、王子を襲う敵を排除できる「狼」と、狭い隙間を通ったり、目の見えない王子の手を引いて誘導できる「姫」の二種類の姿を状況によって使い分けて、ゲームを進行する。
登場人物
- 狼
このゲームの主人公。満月の夜に美しい声で歌を歌うのが大好きな、「狼」によく似た化け物。歌声に惹かれて近付いてきた王子を誤って傷つけ、視力を奪ってしまう。
- 姫
前述の「狼」のもう一つの姿。「姫」になって王子を森の魔女のところへ連れて行き、王子の目を治して贖罪するのが目的。王子に自身の正体が「狼」だと発覚するのを恐れており、「姫」の姿でないと王子に触れる事が出来ない。王子には自身を「隣国の姫」と身分を偽り、正体を隠している。
- 王子
「狼」に視力を奪われた王子。怪我で傷物となった王子を忌み嫌う王族たちの手により、塔に幽閉されてしまう。そこへ塔へやってきた「姫」の手によって連れ出されることになった。自分の視力を奪った存在「狼」を恐れているが、大怪我した日の夜に聴いた歌声の主とは気付いてない。
- 魔女
どんな願いも叶えてくれるという、森の魔女。ただし、願いを叶えるには自分の大切にしている物を代償に捧げる必要があるという。「狼」は自身の美しい歌声を代償にし、その対価として魔女から「姫」に変身する力を貰った。