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誘流メグマ祈呪術

ゆうりゅうめぐまきじゅじゅつ

新興宗教オモイデ教に登場する祈祷術。 教祖トー・コンエが設立した宗教団体「オモイデ教」の選ばれた信者だけが会得できる。

概要

大気中に存在する宇宙線「メグマ波」を利用した祈祷術。

「メグマ波」を対象者に浴びせることで廃人にしてしまう恐ろしい能力である。

浴びせる「メグマ波」の量をコントロールすることで、洗脳や遠隔操作も可能。高度な術者になると、術をかけた人間を遠隔操作して殺人を実行させることまでできる。

平常心を保つことが術を防ぐ唯一の防御方法であるが、「メグマ波」の量が強大になるにつれその効果は薄くなる。

「修練を積んだ人間の形而上の力としかいいようのない不可思議な心の動きによってのみ操作が可能」とされ、禅問答や座禅をはじめとした自分の精神を追い込む厳しい修練、もしくはドラッグの摂取で得られるトランス状態が誘流メグマ祈呪術覚醒のカギとなる。

しかしごくまれに、オモイデ教教祖トー・コンエのように、ある日突然覚醒するケースも認められる。(その際に激しい頭痛など、肉体的な異常が伴う場合もある)

そのことから推測するに、「メグマ波」の操作は先天的に備わった能力ではないかと思われる。

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応用法

催眠現象

幻聴や幻覚を伴った精神崩壊を引き起こす。「メグマ波」を受けた者の瞳は、どろりと濁ったように光を失い心神喪失に陥る。

対象者のリテラシーによって、微量の「メグマ波」で思考停止や記憶の改竄、潜在的な欲求の開放なども可能。

マインドコントロール

対象者を虜にして部下や恋人のように従わせる。継続的に「メグマ波」を浴びせることで、自分の思い通りの性格にしたり、行動させたりすることも可能。

錯乱状態

正常な判断を奪い、破壊・殺人・自殺などの突発的な衝動を起こさせる。強力な術者である「拝み屋ジョー」こと桜月常逸は百人の過激派を一度に狂人へと変えた。

知能後退

ゾンが「メグマ波」を初めて使用した際、左翼系大学教授の脳を3歳児程度にした。

遠隔操作

要人の暗殺などに応用が可能。中間がゾンを救うためにA教の幹部を標的とした際は、突然自分の手で頭を壁に叩き付けるという自殺に追い込んだ。

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所属団体による違い

オモイデ教

選ばれた信者にのみ伝授され、誘流メグマ祈呪術の存在は秘匿されている。

義和尊神教

断食・座禅・山ごもりなどの過激な荒行を行う宗派。桜月常逸は独自に汎流メグマ祈呪術の研究に没頭するようになる。

国紅宙会特務部隊『桜の光』

民自党元総裁であり学者の顔も持つ撮列重蔵が「メグマ波」を発見、それを操作する方法を開発。

超常現象研究会

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