魔王(勇者のくせになまいきだ)
ゆうなまのまおう
概要
ゲーム「勇者のくせになまいきだ」シリーズに登場するキャラクター。この子の父親でもある。
作中に登場するモンスターたちを束ねる長であり、膨大な力を持つ(本人談)存在。
持てる力のすべてを注いで破壊神(プレイヤー)を顕現させたものの、それと引き換えに戦闘能力の一切を失っており、戦闘は破壊神&配下のモンスターに任せっきり。
耐久力は一応健在であり、勇者の魔法を食らってもドラゴンの炎を浴びても傷一つつかない。
ゲーム上ではダンジョンのどこかに一人だけ配置できる存在で、いわば『王将』にあたる。
戦闘は一切できず、勇者に捕まると簀巻きにされ悲鳴は上げつつも無抵抗で引きずられていく。
魔王がダンジョン外に出されるとゲームオーバーとなり、 それより前に勇者及びその仲間を全滅できればプレイヤーの勝ちとなる。
いわばこのゲームにおける王将役であり、ダンジョンへと襲い来る勇者から彼を守り切るのがゲームの目的。
破壊神(プレイヤー)にゲームの操作方法や趣旨などを説明する案内役も彼が務めており、破壊神を情報面で支えてくれる存在でもある。が、ごくまれに「こーりゃくWikiでも見てくだされ」と説明を放棄することも。
(本人曰く第4形態まであるらしいが、真偽の程は定かではない)
戦いは出来ないが、ダンジョンや魔物、勇者の知識で破壊神をサポートしてくれる。
人物
感情表現がとにかく豊かで、よく言えばコミカルな、悪く言えばどうにも威厳に欠ける人物。
また非常に口八丁で、メタ発言も得意。
「~ですぞ」「~ですな」というしゃべり方をするが、論者じゃないしムックでもない。
肝が小さいのか、よくビビる。
破壊神=プレイヤーのことは「破壊神様」と呼び敬意を持って接するが、ダンジョンの生態管理や勇者の討伐を丸投げしていたり、プレイヤーがゲームをやめようとすると罵倒したりするなど、案外したたか。
その一方で、難しい年頃の娘に振り回されたり、愚痴をこぼしたりすることもあるなど、その言動はどこか人間臭い。
エンディングではプレイヤーと過ごした時間を「本当に楽しかった」と振り返り別れを惜しむなど人情味のある一面も見せており、各タイトルでの最後の台詞に胸打たれるプレイヤーも少なくない。