尿路結石
にょうろけっせき
尿路結石とは、腎臓に関連する病気の一つである。
概説
腎臓疾患の一種。
ミネラル分、特に塩分やビタミンCの摂取過多により、腎臓機能が低迷することで発症する。
日頃の水分摂取量、カリウムの摂取量が少ない場合も発症しやすい。
最も一般的なのは、シュウ酸とカルシウムによる結石で、塩分や脂肪分のい食生活を送っていると発症のリスクが高まる。運動不足や尿の我慢のやりすぎも、代謝や排せつの阻害となって発症の原因となる。
結石が1mm未満の小さいうちは、特に問題なく体外に排出されるが、それ以上大きくなると段々と排尿に支障をきたし始め、遂には肋骨から脇腹にかけて痛みを訴えはじめる。
三大激痛の一画
俗に三大激痛(残るは「心筋梗塞」「群発頭痛」)の一つに数えられるほどの痛みを引き起こす。
「七転八倒の苦しみ」とまで言われ、痛みを発するとあまりの痛みにのたうち回ったり、その場でうずくまって一歩も動けなるほど。
原因は結石が腎臓から尿管や尿道を通る際、その壁を傷つけながら通過するため。
この結石、すさまじく鋭利で刺々しい形状をしており、分かりやすく形状を言えばオナモミの種やいがぐりのような刺々しさがある。
しかもこれは結晶化したミネラル分――つまり石そのものなので、細い尿管を無理矢理通っていく際に尿管中に傷を付けながらゴリゴリと進んでいくのである。
当然、尿は酸性で傷に沁みるため、痛みに拍車をかけていく。
しかもこれが長時間かつ長期に亘って突発的に続くため、一度発症すれば結石が体外に排出されるまで地獄の苦しみが延々と続くことになる。
尿管を傷つけるため、血尿も併発しやすい。
大抵は体内から排出できる内にいなくなるが、大きすぎると手術も必要になることがある。
いずれにせよ、発症しないのが一番である。
――が、PCに張り付いて運動不足かつ水分不足で栄養偏りがちな我らオタクは、こいつの襲撃に遭いやすい傾向にある……。