『テイルズオブヴェスペリア』に登場する女性キャラクター。
本編のサブイベントにおいて名前だけが登場。10年前の人魔戦争で亡くなった騎士団の女性。シュヴァーンことレイヴンの親友で、彼が密かに想いを寄せていた相手であったが、彼女自身は同僚であり部下のイエガーと相思相愛の仲であった。
キルタンサスの花を好み、コンパクトが宝物。生前は家宝の弓『ディヴァインキャノン』を愛用し、レイヴン以上の手練れであったという。弓は彼女が亡くなった後イエガーが回収し保管しており、コンパクトは本編のサブイベントでレイヴンが戦地であったテムザ山で発見する。彼女の弓は同じくサブイベントを経てレイヴンが受け継ぎ、宝物のコンパクトはイエガーの遺体と共に葬られた。
小説『虚空の仮面』では、かつて騎士団に存在していた「キャナリ小隊」の隊長であった事が明らかになっている。物語に描かれるような「本物の騎士」を理想とする正義感の強い女性で、家宝の弓と引き替えに家名を捨て、単身で騎士団の門を叩いた。後に騎士団長となるアレクセイが一目置くほどの芯の強さとカリスマ性で小隊を一枚岩にまとめあげていたが、人魔戦争における始祖の隷長との交戦下において、すべての力を振り絞った技を放ち、『ダミュロン(=レイヴン)』の前で絶命。その技も始祖の隷長に一矢報いることはできなかった。