概要
本作の世界で人々の信仰対象になっている神々。由来は星座として存在しているためであり、その光は日光よりも強いという。そのため、太陽や月よりも、彼らの力による輝きこそが天体の中心として人々に崇められている。
それぞれの分野における技術面を司っているほか、バトルでも恩寵という形で、窮地に陥ったパーティを援護することがある。
以下が、十二星神を構成するメンバーと、その恩寵。
メンバー | 恩寵 | 恩寵内容 |
---|---|---|
シャムス神(法律) | シャムスの裁定 | 敵が大技を使おうとすると、スタンさせてくれる |
ディーマージュ神(航海) | ディーマージュの嘆き | 敵側が連撃で攻めてくると、ダメージを与え混乱させる |
マリガン神(武術) | マリガンの狂騒 | 劣勢の時に全体攻撃をする |
テヘドラ神(工芸) | テヘドラの抱擁 | デバフを受けているとHPともども回復してくれる |
アシュテール神(農業) | アシュテールの慈愛 | 状態異常を受けているとHPともども回復してくれる |
カダ神(医薬) | カダの癒し | 大ダメージを受け、敵側に余裕まであると、HPを一気に回復してくれる |
アダマス神(鍛冶) | アダマスの支援 | 敵が硬いと攻撃力を上げる |
イムホキエル神(建築) | イムホキエルの加護 | 敵の攻撃力が高いと防御力を上げて備える |
トゥクツ神(遊牧) | トゥクツの追い風 | 素早い敵相手に、こちらの素早さを高めて対抗できるようにする |
バートレット神(交易) | バートレットの計略 | 多勢の敵を、防御と素早さにデバフをかけて眠らせる |
ヴァッハ神(魔術) | ヴァッハの眩耀 | HPを回復して全能力値のバフをかける。気まぐれなので他の恩寵の条件を流用して発動する |
ウズメ神(芸術) | ウズメの激励 | 味方の行動が制限されていると、BPを最大値ともども上げて行動しやすくさせる |
かつて存在した帝国では、彼らを祭る神殿には天体を観測する読星台が数多く建設された。これによって迫る危機に対して備えてきた。帝国滅亡後もこれらの施設は人々に使われ続けている。この神殿は1柱1ヶ所ではなく各地に存在する。
それをいいことに神殿の管理者のモラルの腐敗は相当進んでおり、まともな人はあまりいない。
しかし・・・
関連タグ
・・・・・・最もまともでないのは、神々たち本人であった。
かつてこの世界に生まれた原初の神ファイアブリンガーは、他の神々が冥魔へと堕落したことで人々が争いを重ねるという危機を振り払う必要があった。冥魔に堕ちたとはいえ束になられては強大。その際に助けを求めた相手が、彼ら十二星神だった。
しかし、その現状に付け込んだ彼ら十二星神は、ファイアブリンガーと取引をし、この世界を自分たちが乗っ取ろうと考えていたのである。挙句、ファイアブリンガーを邪魔者扱いし、悪者のレッテルを貼って追い出してしまったのである。
人々が彼らを信仰しているのも、包み隠さず言えば、十二星神による工作が上手く行っているからに他ならない。
たとえば農業の神アシュテール神の場合、農業の後押しをするといえば聞こえはいいが、農業によって土地が痩せ、それを解決する為にアシュテール神を信仰せざるを得ない状況に人々を追い込むシステムが確立されている、など。
タリアのように、彼らが腹黒いことを察知している人もいる。とはいえ、恩寵という形で協力してくれることもあるので、悪神一色というわけでもない。この複雑な立ち位置は近年のサガシリーズの神の特徴と言える。
特に酷いのが、自分の強化にしか興味を示さず、知ったものを口封じに始末しようとまで考えているマリガン神である(さらに言ってしまえば大体こいつが悪い)。