COP10名古屋で「各国が独自勝手に行っている地球工学を国連主導で行うようにすべきではないか」と議論されたことからもわかるように、市民に告げる前からすでに行われている。
「テラフォーミング」という言葉はあるがそれ自体が確立された技術でもなんでもないのでそう呼ぶことはふさわしくない。
「テラフォーミング」は地球以外の惑星環境の改善を狙ったものであるが、「地球工学」とは正に地球に対して行われる。
テラ=地球なので、やはり「地球状にする」では意味が成り立たない。
また、近年顕著になってきた気候変動を改善する手段として行われているが、一般的に秘密裏にである。
決して、「地球環境の悪化に対処する」などという曖昧なものではなく、明確に「地球温暖化」なり「気候変動」に対するものである。
そこで議論されているのはもっぱら、「こうすれば地球が冷えるのではないか」というような近視的な議論ばかりでその他環境に及ぼす影響は考慮外である。
ジオエンジニアリング(地球冷温化)のため大気中に撒かれるのはアルミニウムなどである。一部の工業的アルミニウム技術者(日本)は「酸化アルミ」なら問題ないよと言っているが、アルミの害は広く知られるものであり、欧州では食器や缶にアルミを利用しないように義務付けている。平気で利用しているのは日本くらいなものだ。
アルミニウムは植物にとっても有害であり、細胞を弱め、枯らせてしまう。このような環境破壊を秘密裏に行うこと自体どうかしていると思われるが、今行われていることを知らされている米穀物大手モンサント社(元々は化学薬品を作っていた会社。ベトナムの枯葉剤等)はジオエンジニアリングに対処するためアルミ耐性GM作物を作成している。
地球上の空は国境のように分かれてはいない。ある国が地球工学を行う(たとえば成層圏に薄膜状の絹雲を発生させそれより下層の大気温度を安定させるなど)とその影響は隣国、しいては地球全体に影響する。成層圏に塵を撒いた場合、それは1~2年は地球を周回しながら漂うとジオエンジニアリングの論文には書かれている。
もし気象操作(降雨や晴れをもたらす)をすれば、地球を取り巻いている上層大気にある水蒸気の大河を塞き止めたり、曲げてしまったりしてしまい、下流域の空に多大な異常気象をもたらす可能性がある(旱魃やゲリラ豪雨など)。これは兵器として気象を利用できるということであり、アメリカを含む多くの国家間で気象操作の禁止協定が結ばれている。
くりかえすが気象操作は基本的に国際的に禁止されている。
現状把握の為に
空を見よう。
空が白い(青みがない)。
一年中、黄砂が舞っているように、太陽がベールに包まれている。
舞っているのは黄砂ではなく、金属片である。
飛行機雲を見よう。
あれはただの飛行機雲ではない。
怪しいと思ったら、近くの空港に問い合わせてみよう。
そうしたら多分こう言うだろう。
「どこ所属の飛行機か分かりませんでした」