尚隆
しょうりゅう
小野不由美氏・著の小説『十二国記』の登場人物。
概要
本名は、小松尚隆(こまつなおたか)。蓬莱では、瀬戸内の国人水軍、小松氏の後継ぎだった。自分の実家の滅亡を目の当たりにし、延麒六太に自分一人だけ助け出されて選定を受ける。
人口が本来の1/10の30万人まで減り、凌雲山が折れたと言う意味の『折山』と言われるほど荒廃し一度滅びたと言われる雁国を立てなおし、五百年の大王朝を築き上げた人物。
十二国一の剣客としても有名だったりする。
やることはしっかりやっているが、衣服の簡素化を要求して官吏と300年の戦いの末に折り合いを付けたり、『風漢』という偽名を使ってしょっちゅう市井を出歩いて官吏の頭痛の種になるなど王様らしからぬ行動を繰り返している。時には、本当は王様はホイホイと外国に出てはいけないのに外国にまで出かけている。しっかりしているが、時折、刹那的な一面を垣間見ることがある。