CV:今井由香(SS版)、高塚彩葉(アダルトアニメ版)、内田真礼(フルリメイク版)
概要
今までに転校を少なくとも10回は経験している(あくまで武田絵里子の追跡調査により判明した回数で、実際はもっと多いと思われる)境町学園の3年生。境町学園にきてからは1ヶ月ほど経つ。
彼女は特異体質であり、幼い頃は成長が異常に早いが成熟してくると変化が生じなくなる為、寿命が数百年ほどある。本編時点で50年以上は生きている。
更に、特殊な方法で結晶化した超念石と呼ばれる石を身に着けていないと生命活動を維持できない。
ある日同じ体質であった母が他界し、生活の為と心のさみしさを埋めるために売春をするようになる。
そんな彼女の前にある時彼女同様特異体質の妻を持つ広大が現れ、生活の面倒を見てくれるようになった。
しかし、広大は彼女に「時が来たら息子のたくやに渡してほしい」と書斎の鍵を託して失踪した為、再び独りになってしまった。
その後たくやと出逢い親しくなり、紆余曲折あって広大の足取りを掴む為に学園長の龍蔵寺が雇った探偵・北条をたくやと撃退した。
しかし、自らの命をつないでいた超念石を失ってしまった。
そのままでは彼女は本当に死んでしまうが、たくやが並行世界で新たな超念石を手に入れていれば一命を取り留める。
その後、たくやに広大の書斎の鍵を託した。この鍵を使えば一日目の夜に書斎に入れるようになり、リフレクターに嵌める10個目の(最後の)宝玉が手に入る。
リフレクターが完成すると異世界編へと進めるようになる。
ちなみに、異世界編をクリアした後もう一度彼女のシナリオをクリアすると島津澪や有馬亜由美同様個別EDを迎えられる。
こちらではOL(フルリメイク版では事務員)として働きながら、大学生になったたくやと幸せに暮らしている。
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出生の謎(以下、ネタバレ注意!!)
劇中で明言はされていないが、遺された写真や「生きている限り負けない」という遺言から彼女の母親は異世界編でたくやが出会う女性「アマンダ」だと思われる。
アマンダとたくやは男女の関係になっている上に、アマンダ自身は終盤で本編から50年ほど前の境町に飛ばされている。時期的に神奈はこの直後に生まれており、ルート達成率100%達成祝福時に他の登場人物と共に学園に登場したアマンダの台詞からも神奈がたくやの娘(つまり、ユーノの腹違いの妹)であることが示唆されている。
なお、神奈の個別EDではたくやはそのことに薄々気づいているが、推測の域を出ないこともあり自分の胸の内に秘めたまま彼女との同棲を続けている。
ただし、個別EDでの神奈は(たくやのHな言動に振り回され気味ではあるが)本当に幸せそうであり、あえて真実を明かさないほうがいいのかもしれない。
もちろん、仮に神奈が真実を知ったとして、その上でたくやへの思いを貫く可能性も無いわけではないのだが。
※姉であるユーノは最初から親子であることを知っているうえでたくやと最終的に「そういう関係」になったが、これは彼女が異世界人であり日本人と同じ倫理観を持っていなかったからというのと、自分の命のかかった極限状態だったからというのが大きい。
アニメ版では
本作のアニメは大幅に改変されたオリジナルビデオ(18禁)版と、フルリメイク版を原作としたテレビアニメ版があり、もちろんどちらにも登場している。
- オリジナルビデオ版
異世界編でも何度か登場しており、原作では面識のなかったユーノともわずかながら共演している。
母親はアマンダではなく澪となっており、特異体質はたくやからの隔世遺伝と思われる。
※こちらでは澪は異世界でたくやと関係を持った後で50年前の境町に飛ばされるというアマンダの役を兼任している。
- テレビアニメ版
原作では超念石で息を吹き返した後でたくやに広大の書斎の鍵を託し、彼が異世界に行くきっかけを作ったが、テレビ版では逆に超念石を失い死にかけた彼女を救うためにたくやが異世界に旅立つ流れになっている。そのため、たくや自身の時間で数年経とうとも、セーレスとの結婚と死別、その後の過酷な体験を経ても、たくやは神奈を救うことを忘れていなかった。
最終回で旅立った直後の事象に戻ってきたたくやからそれまでの旅路で手に入れた超念石の結晶を託されたことで神奈は無事助かった。その際、彼女の持っていた母親の写真から、たくやは彼女がアマンダの娘とはっきりと気付いている(ただし、自分が父親ではないかということまでは気付いていないと思われる)。
神奈自身はたくやが自分の命をつなぎとめてくれたことに感涙したが、たくやはユーノを迎えに行くために別の事象に旅立たなくてはいけなかった。たくやとは今生の別れとなってしまったが、それでも感謝の言葉でたくやを見送った