マキムラマコト
まきむらまこと
概要
龍が如く0に登場する女性。20歳。本名は常にカタカナで表記されており、漢字表記は不明。盲目であり、杖を使いながら歩いている。
本作の実質的メインヒロインのような存在。蒼天堀の南に位置する「ほぐし快館」の従業員として働いているようだが…
経歴
ここから先は龍が如く0第7章以降のネタバレが含まれます。
2年前(1986年だと思われる)、マコトは蒼天堀でホステスなどの仕事を転々としていた。しかし、蒼天堀の裏社会の格好の餌食にされた彼女は、マコトに近づいた悪い男に話しかけられ、口八丁でマコトに身寄りがない事を男は知ると、急に人が変わったという。
その男はマコトが逃げられないように、どこかにある檻に監禁した。
監禁の目的は金目当てだった。
その「蝙蝠の刺青」の男は金の為にマコトを韓国の組織に売り飛ばしたのだった。
盲目になった原因は、わずか2年前の監禁の出来事だった。
極限のストレス状態から発生する、心因性視覚障害によるものだったという。
暗闇の中、自分の目で最後に見たものは、相手の腕に刻まれていた、蝙蝠の刺青だった。
物語の半年前、ほぐし快館の李文海はマコトを拾った。自分と同じ人間を作りたくないとマコトはそう言ったという…。
その後は彼の営む「ほぐし快館」で整体師として技術を磨きながら生計を立てていたが、自身も知らぬ間に相続していた「カラの一坪」により近江連合や東城会に付け狙われて極道の抗争に巻き込まれていく。
その後、自身を救出してくれた真島と出会い、共に行動するが、真島が佐川に追い詰められた際に世良率いる日侠連に保護されて兄でもある立華の使いである桐生達に身柄を引き渡される。
立華の死後は堂島組への復讐心を抱き、再会した真島から復讐を止めるように諭されながらも独断で「カラの一坪」と引き換えに三幹部の首を差し出すように堂島と取り引きに臨むも失敗し、直後に老鬼に撃たれてしまう。
その後は日侠連に保護され、病院に搬送された後に手術により何とか一命は取り留めた。事件終結後は視力も戻り、街でヤクザに絡まれていた時に真島に助けられるも彼が声を出さなかった為に相手が真島だとは気付かなかった。
その後、工事着工前のカラの一坪に自らの足で出向き、亡くなった立華に花を手向けるが、カラの一坪に埋められていた自身の手放したオルゴールが壊れた腕時計(真島が拾っていた)を発見したことで直されていたオルゴールの音を聞いて真島だと気づき、真島への感謝を述べた。
以下、さらなるネタバレ注意
『龍が如く極2』でまさかの再登場。
37歳。結婚し名前が「館山マコト」に変わり、男児を出産している。過去の事件で世話になった名前も知らない真島へ感謝の気持ちを伝えられないまま別れてしまい後悔していたが、真島と初めて出会った「ほぐし快館」で働いていれば、いつか再会出来ると信じ同店で再び整体師として働いていた。
夫の仕事の都合で海外へ行くことになり、店も真島が訪れた週をもって辞めることになっていた。自身が身につけていた腕時計の思い出を語り、その思いを聞いた真島が名前も記さず、過去に着けていた物と同様の腕時計バンドを彼女へのプレゼントとして店に送っていた物を他のスタッフから受け取り、海外へ向かう飛行機の中でそのプレゼントを開封したときに、そのとき接客したのが真島だったと知り涙した。
結果的に彼女は最後まで、真島の名前を知ることはなかった。