概要
魔入間【腐】における鈴木入間(人間)×アスモデウス・アリス(悪魔)のBLカップリング。
※※二次創作の腐向けであることから、投稿する際には公式との棲み分けを徹底するため、「魔入りました!入間くん」タグとの併用は控えるようお願いしたい。※※
一般的には可愛い攻め×美人受けに分類される。
アイコンの青い髪色(入間※攻め)の方が小柄であり、ピンクの髪色(アスモデウス※受け)の方が背が高く、体格や能力だけでなら力関係はアスモデウスが上になるが、とあることがきっかけで入間に忠誠を誓って以来、同級生の中で唯一入間にだけ敬語を使い、献身的に接しており、また、入間は可愛らしい容姿をしているが、主人公らしくひたむきな性格で男らしい一面が垣間見えることもあり、精神的な力関係では入間が上にあたる。よって、本CPでは左右はこの並びとなる。
詳細(※最新刊までのネタバレ注意)
エリート貴族の悪魔であるアスモデウス・アリスは、人たらしならぬ悪魔たらしな主人公・鈴木入間に、悪魔学校(バビルス)入学式の際に挑んだ決闘がきっかけで、一番最初にタイトル通りになった悪魔であり、2人は現在主従関係のようなおトモダチである。
お互いを「アズくん」「入間様」と呼び合い、入間はアスモデウスのことを大切な友達だと思っており、アスモデウスは入間のことを次期魔王にふさわしいお方だと尊敬し、慕っている。
......が、入間はともかく、アスモデウスに至っては、側近はいつ何時も主のそばにつくものだと言わんばかりに、登校時のお出迎え、同じクラスになると信じて疑わない、選択科目は当然のように同じ科目を選ぶ、一時的に師団(人間界でいう部活のようなもの)が別々になった際は断固拒否し泣き叫び帰ろうとする、等々、入間への執心っぷりが伺えるエピソードが数えきれないほどにあるのが特徴である。
一方で、入間以外の人物には(アメリ会長やバラム先生など尊敬に値する人物を除く)、非常にドライで冷徹な一面を持っており、その対応の差からクラスメイトのジャズや魔術開発師団団長に「入間くんすげー」と称されるほど。
アスモデウスの心からの笑顔や尊敬の念が込められた輝く眼差し、感動して号泣する姿などは全て入間にだけ向けられるものであり、その二面性が本CPの魅力のひとつであると言えよう。
また、7巻では悪食の指輪(アリさん)による、入間の悪周期と性格改変が行われ、一時的に入“魔”となり王の教室(ロイヤル・ワン)を手に入れるため奔走するという騒動があった。
先述した通り悪魔たらしな入間は、入学当初より誠実で心優しく、思春期真っ只中の14歳とは思えないほど女性にも紳士的であることから、無自覚な男前発言や行動が目立ってはいたが、入魔になった際にはそれらがより顕著に現れるようになったところもぜひ注目していただきたいポイントである。
どう見てもスーパー攻め様です本当にありがとうございました。
ちなみに、入魔時のアスモデウスの呼び方は、「アズくん」ではなく「アリス」である。
遊園地編の10巻では、入間を第一に思うあまり、命を落としかねないほど視野が狭くなっていたアスモデウスに対して、「ヌシは実力があるのにいつも『イルマ』に気をとられて...1ミリも成長しておらん!」と犬猿の仲であるサブノックに痛いところを叱責されたことがきっかけとなり、常にそばにいようとするだけではなく、どんな魔獣(てき)を相手にしても決して折れない入間の矛となるため、入間と離ればなれで特訓をすることになっても甘んじて受けるシーンが描写されるようになるなど、精神面での成長が見られるようになった。
そして、収穫祭の1日目終了までが収録されている最新13巻では、ボス級食材百フラリンゴ&全収穫Pを賭けたドロドロ兄弟との戦闘のさなか、バラム式ケンカ必勝法である『悪周期解放』を行い、自ら悪周期の状態になることによって、同じチームのサブノックとともにドロドロ兄弟に勝利した。
この場合、悪周期から戻るためには相手(パートナー)による合言葉が必要なのだが、ドロドロ兄弟の兄イチロが、悪周期アスモデウスに狙われた際、サブノックの口から大きく放たれたのは『入間(いるま)』の3文字であった。
アスモデウスが事前に用意していた合言葉が『入間』だというのは、大方の読者は予想できていたことであろう。しかし、それだけアスモデウスにとっての入間という人物は、大切でかけがえのない存在であることを再認識させられ、理性のない、本能の赴くままに暴走する瞬間から真っ先に思い出したいのは、他の誰でもない入間であるということを、4ページにも渡って証明されたわけである。
これを尊いと言わずなんというのか。
学校の庭らしき場所で笑う入間と、それを思い浮かべるアスモデウスの表情、そして、サブノックに野望を聞かれ、「無論!!入間様の矛となること!!」と、ブレない意思と力強い瞳でアスモデウスが答える姿は、実に必見である。
その他(※引き続きネタバレ注意)
コミックスのキャラ紹介&あらすじのアスモデウスの欄には、“得意”魔術=火炎系呪文と書かれており、“家系”魔術はいまだ謎のままである。
ちなみに、母であるアスモデウス・アムリリスは魔界を代表する十三冠の内の1人“色頭(しきがしら)”であり、サキュバスのライム先生が教え子であったことから、彼はサキュバスの血を引く息子である可能性が高いことも妄想が捗る一因となっている。
本記事作成者としては、サバト(人間界でいう合コン)に入間が誘われ(本人はよく分かっていなかったが)参加したことを、貴族会(デビラム)にてアメリと偶然出会った際、「しかし『サバト』はいかがなものか...」と、現時点で入間に恋をしているアメリが嫉妬で怒るのはともかく、アメリと一緒になって「本当に...」と怒りを露わにするアスモデウスの真意が気になるところである。
単にどこへ行くのにも友達1号としてついて行きたかっただけなのか、いずれ魔王となられる器を持つお方がサバトに参加するなど不謹慎だと思ったのか......それとも......?
アニメ
アニメでは入学式の翌日、入間が悪魔学校に到着した際に「6時間と6分前からお待ちしてました」というアニメオリジナルの発言が出たりするなど、アスモデウスのヤバさがより際立つような描写が見受けられた。
余談
アスモデウスが収穫祭中、伸びた髪をまとめる際に使用している髪紐の色は「青色」である。もう何も言うまい。