概要
短髪で太陽の柄模様の着物を着た剣士。
16歳から金銭と引き換えに暗殺をする生活しており、標的の四肢を切断してからの弄り殺すなどの非道で残虐な性格の男である。愛用の刀の刀身の背は、相手をいたぶるために鋸刃になっている。百琳の半年ほど後に無骸流に入り、30人以上の逸刀流剣士を殺害してきた。女をズタズタにして犯すことを好む外道であり、作中でも指折りの悪人である。
天津影久を殺すために万次と手を組んだこともあったが、あまりの非道振りに愛想を尽かされ、文字通り”手を切られる”ことになった。
しかしここからが尸良の狂気に満ちた人生の始まりであった。万次への復讐を誓った尸良は手始めに斬られた右手の骨と肉を削いで槍のような形状の武器に変え、その激しい苦痛で白髪になってしまった。恨みを晴らすべく万次に再戦を挑むも、尸良を憎む凶戴斗の横槍によって左手も切り落とされた挙げ句滝壺に落とされ生死不明となった。
しかし尸良は死ななかった。公儀に回収された尸良は吐鉤群の”不死実験”の被検体となり、万次の左手を奪って不死身の剣士となって復活した。それだけでなく、滝壺に落ちた際に側頭部を負傷した後遺症で痛覚が麻痺してしまい、”痛みを感じない”体になってしまった。
「痛みを感じること無く戦い続けられる不死身の肉体を持った外道」となってしまった尸良は文字通り最低最悪の強敵として万次たちのまえに立ちはだかることとなった。
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