逸刀流を標的にする少数精鋭の暗殺者集団の無骸流所属。
戦闘時は腕につけた折りたたみ式のボウガンのような武器で戦う。元は、武家早川霞江斎の妻早川百で、病弱を理由に息子を殺害した夫に白刃を突き立て、死罪人となっていたところを吐鉤群に身請けされた。金髪は地毛ではなく、息子の血を落とそうと南蛮の薬で脱色したた結果である。男子以前にも女児を出産していたのだが、女では家を継げぬ事を理由に夫に殺されており、結果として腹を痛めて産んだ子を二人も殺されるという不幸に見舞われた。武家社会の犠牲者であり、当然ながら侍というものを嫌っている。
主な仕事は女の立場を利用した情報収集と暗殺であり、直接戦闘は苦手である。このことが災いし、無骸流のアジトが逸刀流の襲撃を受けた際には抵抗むなしく拉致されてしまい、激しい拷問と陵辱を受ける憂き目に遭った。
負傷こそ癒えたものの、暴行を受けた際に妊娠してしまい、更なる苦悩を抱えることになってしまった。腹の子をどうするか迷った百琳であったが、前夫に殺された子供たちへの思いを裏切ってはならぬと偽一に諭され、子が生まれたら偽一に託すということで産むことを決意。
以降は身重の体ではあるが偽一とともに逸刀流との戦いに身を置くこととなった。