概要
逸刀流の創設時からの古参で、逆立てた髪と口元を覆う覆面が特徴の硬派な青年剣士。
西洋由来の仕込み刀の使い手で、山育ちのため地の利を生かした戦いを得意とする。元百姓の出で苗字は自分で付けたものである。幼少時に年端も行かぬ妹を侍に殺されたという過去のために武士階級を憎み、侍を殺すために剣を振るっている。
下衆外道の多い逸刀流剣士の中では人間的に真っ当な部類であり、妹を殺されたトラウマから女を無碍にするような輩には忌避感を覚えている。後に自身を兄のように慕っていた遊女を尸良に惨殺されたことでその思いは更に強くなり、物語後半からは敵味方の立場も関係なく女性を守るために戦うようになった。