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自分の妄想が罪深いものになるなんて

これは、私のせいだ―――

概要

LaLa』(白泉社刊)に連載されている冬夏アキハルの漫画作品。

いわゆる昨今(2010年代後半期より)流行りの悪役令嬢転生ものの物語で、いわゆる悪役令嬢に転生してしまった主人公が(ある理由から自業自得すぎる)死亡フラグを必死に薙ぎ払っていくタイプのもの。

物語のキャッチコピーは「私は絶対、黒歴史から『私』を救う!」あるいは「形にした妄想は劇物! 死にたいほど痛い黒歴史を生き延びろ!!」などが使われている。

あらすじ

かつて重度の中二病罹患者であった陰キャ少女佐藤コノハ

彼女は現実から目を背け、自らの爆裂した妄想を強かにノートの自作小説にぶつける孤独な日々を送っていた。そしてネット小説を読み耽り「いつかは私も異世界転生するんだ」とか、ちとヤバい方向性にねじ曲がり、自作小説を「異世界転生の練習」などと公言するあまりに痛すぎる青春を送っていた。

この自作小説の内容は「自分と同じ名前の少女がピンク色リョナな試練を乗り越えながら覚醒イベントを繰り返し逆ハーレム状態の仲間たちとともに試練を乗り越えて運命の王子様と結ばれリア充になる恋と魔法の異世界ファンタジー」という、これまた実際に体験したら神を呪いたくなるようなご都合主義ハンパないド痛い内容であった。

そんな少女も成長して常識の壁にぶち当たり、めでたく症状から脱し無事に社会人となり残業に忙殺される日々。

その帰宅途中。コノハは異世界転生ものでお馴染みのトラック事故に巻き込まれる。

その頃。とある異世界では稀代の悪女イアナ・マグノリアが、姉のコノハ・マグノリアを亡き者にせんと悪しき呪いの禁書『黒歴史』を手に入れ、その内容に触れてしまう。

そして、イアナは知ってしまう。この異世界は自らが前世において中二病のパワーで描き上げた黒歴史の世界である事に。つまり自らの前世が他ならぬ「佐藤コノハ」である事に!

この世界でのイアナとは、主人公のコノハに対して横恋慕の嫉妬から様々な試練(という名の危険な嫌がらせ)を振り撒く登場即処刑チュートリアル悪役令嬢であった。

この事実に驚愕したイアナ(佐藤コノハ)は処刑(自身の死亡フラグ)回避のため、姉の死亡フラグ回避(黒歴史の破壊)を目的に奔走する羽目に陥るのであった。

登場人物

  • イアナ・マグノリア / 佐藤コノハ
    • 本作の主人公。前世の自身が描いた物語における悪役令嬢。姉であるヒロインのコノハに逆恨み骨髄の果てに禁書「黒歴史」に手を出したが、その挙句、自らの前世を思い出し、以降は黒歴史の破壊に奔走する事に。
    • 前世の佐藤コノハにとっては「主人公をいじめる悪役令嬢は必須だ!」という謎理論によって登場したキャラクターだったが、自身が転生してしまった事でそうも言っていられなくなる。
  • コノハ・マグノリア
    • イアナの姉で「黒歴史の物語」の正ヒロイン。佐藤コノハが自らの分身として生み出したキャラクターだが、作者の理想像がふんだんに盛り込まれている結果として、作者とはまったくかけ離れた人格のデキたお嬢様となっている。もっとも、妹に命を狙われてすらその善性を信じるなど、かなりお花畑なお人好しぶりも目立つ。
  • ギノフォード・ダンデライオン
    • コノハと相思相愛の王子さま。本来はイアナの婚約者。覚醒前の性悪イアナに悩まされていた事もあり、彼女に対しては色眼鏡が著しいが、のちに姉を必死に守るとするイアナの姿に認識が揺らぐ。
  • ソル・ネモフィラ
    • イアナ付きの執事。スラムの孤児だったが、姉コノハに救われてマグノリア家にやとわれた事から、根っからの姉コノハ信者。コノハに害成すイアナを殺そうとしていたが、やっぱり姉を必死に守るとするイアナの姿に認識が揺らぐ。
  • ヨミ・ブラックサレナ
    • 第4話から登場するヤンデレイアナ信者。性悪イアナの影響でコノハの命を狙おうとする。現状よりも自らのイメージを優先する人物で、人の話を聞かずに突っ走る傾向の持ち主。現在のイアナ(作者コノハ)にとっては自律性自爆スイッチにも等しい人物。

関連項目

lala 悪役令嬢

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