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自分の妄想が罪深いものになるなんて
これは、私のせいだ―――

運命の物語、私が書き直す!

前世の私のバカヤロぉぉぉぉぉ―――!!!


概要

LaLa』(白泉社刊)に連載されている冬夏アキハルの漫画作品。

2018年10月号から短期シリーズ作品として連載し、同年12月号で終了(単行本1巻)。
好評を得た事で2019年3月号から連載再開してレギュラー連載に昇格した(単行本2巻以降)。
2020年8月号で初の掲載誌表紙作に抜擢され、同号において初の巻頭カラーを飾った。

早い話が昨今(2010年代後半期より)流行りの悪役令嬢転生ものの物語で、いわゆる悪役令嬢に転生してしまった主人公が(後述する自業自得すぎる理由で乱立している)死亡フラグを必死に薙ぎ払っていくタイプのもの。
しかし、転生先は乙女ゲーム少女漫画や乙女向けライトノベルみたいな、真っ当な商用作品の世界などではなく、ありえんレベルで痛かった頃の自分(主人公)が素人丸出しで執筆した小説モドキ作品の世界。すなわちドコに出しても恥ずかしすぎる主人公の黒歴史として封印された痛い作品の世界である。(あくまでも設定上がそうだというだけで、本作の内容や世界がそうだというワケではない事に、くれぐれも要注意)

物語のキャッチコピーは「私は絶対、黒歴史から『私』を救う!」あるいは「形にした妄想は劇物! 死にたいほど痛い黒歴史を生き延びろ!!」などが使われている。

あらすじ

かつて重度の中二病罹患者であった陰キャ少女佐藤コノハ
彼女は現実から目を背け、自らの爆裂した妄想を強かにノートの自作小説にぶつける孤独な日々を送っていた。そしてネット小説を読み耽り「いつかは私も異世界転生するんだ」とか、ちとヤバい方向性にねじ曲がり、自作小説を「異世界転生の練習」などと公言するあまりに痛すぎる青春を送っていた。
この自作小説の内容は「自分と同じ名前の少女がピンク色リョナな試練を乗り越えながら覚醒イベントを繰り返し逆ハーレム状態の仲間たちとともに試練を乗り越えて運命の王子様(ヒーロー)と結ばれリア充になる恋と魔法の異世界ファンタジー」という、これまた実際に体験したら神を呪いたくなるような(作者にとっての)ご都合主義ハンパないド痛い内容であった。

そんな少女も成長して常識の壁にぶち当たり、めでたく症状から脱し無事に社会人となり残業に忙殺される日々。
その帰宅途中。コノハは異世界転生ものでお馴染みのトラック事故に巻き込まれる。

その頃。とある異世界では稀代の悪女イアナ・マグノリアが、姉のコノハ・マグノリアを亡き者にせんと悪しき呪いの禁書『黒歴史』を手に入れ、その内容に触れてしまう。
そして、イアナは知ってしまう。この異世界は自らが前世において中二病のパワーで描き上げた黒歴史ノートの世界である事に。つまり自らの前世が他ならぬ「佐藤コノハ」である事に!

この世界でのイアナとは、主人公のコノハに対して横恋慕の嫉妬から様々な試練(という名の危険な嫌がらせ)を振り撒く登場即処刑チュートリアル悪役令嬢であった。
この事実に驚愕したイアナ(佐藤コノハ)は処刑(自身の死亡フラグ)回避のため、姉の死亡フラグ回避(黒歴史の破壊)を目的に奔走する羽目に陥るのであった。

登場人物

  • イアナ・マグノリア / 佐藤コノハ
    • 本作の主人公。前世の自身が描いた物語における悪役令嬢にして稀代の悪女。あるいは無限の死亡フラグに愛された女
    • 前世の佐藤コノハ自身は日々の残業にあえぐOLにして、本作の舞台となる物語の作者その人。元・中二病高レベル罹患者。中二病時代の佐藤コノハ自体は、姉コノハから時折闇の意思扱いされていたりする。
    • イアナとしては、姉であるヒロインのコノハに逆恨み骨髄の果てに禁書「黒歴史」に手を出したが、その挙句、自らの前世を思い出して自らの痛すぎる前世と今世を悔い、以降は黒歴史の破壊に奔走する事に。そして前世の(この世界の造物主としての)記憶がよみがえった事から姉らに対してオカン的視点が出てくるようになる。
    • 姉コノハに何かが起これば、これまでの行状から周囲の誤解が極まり、自らの破滅もまっしぐらであるため、姉コノハを護る形での破滅フラグの回避を慣行する。しかし前世の自分が書きまくった、えげつないコノハ向け試練イベント(爆裂鬱展開大行進)のために、心休まる暇もなくなってしまい、苦労の度に、あるいは前世の自分が作り上げた中二病この上ない設定を目の当たりにして心的ダメージを受ける度に、自らの前世を罵倒して自己嫌悪に耽る事になる。
    • イアナは前世の佐藤コノハにとっては「主人公をいじめる悪役令嬢は必須だ!」という謎理論によって登場したキャラクターだったが、自身が転生してしまった事でそうも言っていられなくなる。黒歴史の物語では禁書によって精神崩壊を起こして廃人となり、自らの執事(姉の信者)に殺される、というキャラだった。これを無事回避したのちは上述のように、とにかく陰ながら姉(前世の自分の中の分身)を守ろうと動いている。
    • なお前世覚醒の影響で悪女としてはぽんこつが目立つが、しかして稀代の悪女と言われたその立ち居振る舞いは、意識してムーブをかませば健在で、人々を震え上がらせて牽制する程度には役に立っている。
  • コノハ・マグノリア
    • イアナの姉で「黒歴史の物語」の正ヒロイン。イアナ(作者コノハ)いわく、とてもいい匂いがする天使。佐藤コノハが自らの分身として生み出したキャラクターだが、作者の理想像がふんだんに盛り込まれている結果として、作者とはまったくかけ離れた人格のデキたお嬢様となっている。もっとも、妹に命を狙われてすらその善性を信じるなど、かなりお花畑なお人好しぶりも目立つ。
    • 作者コノハが鬱展開にガチハマってでもいたのか、本来は「試練を乗り越える系ヒロイン」であり、裏切り凌辱リョナetc…etc…と、およそシャレにならない悪意を一身に受けながら、それでも様々な覚醒イベントを起こして魔(聖)力大覚醒・聖女化・大冒険でのスキルアップを起こし、その上で人々や世界そのものへの信頼を失わないという、なかなかの鋼メンタルの持ち主。
    • 作者コノハの「愛されたい願望」の発露のために、基本、愛され系主人公。老若男女・人獣神魔・亜人怪物を問わず、大した労力を要する事なく愛され崇められる(一方で一部の悪しき存在の獣性を刺激しやすい体質で、性的な意味で襲われやすい)という博愛一級フラグ建築士。しかし一方で本人は婚約者に一途である(と、いう設定)。そして、結果「黒歴史の物語」に登場する女性キャラは主人公への敵対キャラ以外は全員百合というザマになったらしい。
    • しかし、本作ではイアナ(作者コノハ)の活躍のために死亡フラグから守られ続けているため、上述した覚醒イベントを経験する事も無くなってしまい、結果として自覚無くレベル1状態で迫りくる高レベル試練(死亡フラグ)に立ち向かう状態となってしまっている。結果、イアナは前世知識を総動員して姉の守護に注力する事となってしまう。(当然、本人は妹イアナに守られている自覚は無い)
    • しかしイアナの危機に呼応するように「聖女」の力の「きざし」のようなものが現れつつある描写が少しずつ出てくる。
  • ギノフォード・ダンデライオン
    • コノハと相思相愛である「王子さまポジ」のメインヒーロー。イアナ(作者コノハ)の理想の極致。実際の身分は伯爵家の次男で、本来はイアナの婚約者だったのだが、姉コノハと出会ってたがいに一目惚れかつ相思相愛になってしまったため、やむなくイアナとは婚約破棄に至っている(が、そもそもソレこそがイアナが歪んだ原因でもあるはずなのだが、自身はきちんと謝罪の意を表しており「謝ったからいいだろう」として、その辺は無自覚)。覚醒前の性悪イアナに悩まされていた事もあり、彼女に対しては色眼鏡が著しいが、のちに姉を必死に守ろうとするイアナの姿に認識が揺らぐ。そしてイアナのフラグ折りで、自身が救われる出来事が起こり昨日の敵は今日の友状態となり、イアナの覚醒以前の悪行も「実は別の親族から姉を守るための牽制だった」と好意的にダイナミック誤解。以降はイアナに対して「悪女イアナ」ではなく「大事な義妹のイアナ」として見るようになる。
  • ソル・ネモフィラ
    • イアナ付きの執事。「黒歴史の物語」の中では序盤にイアナを抹殺する暗殺者。スラムの孤児だったが、姉コノハに救われてマグノリア家にやとわれた事から、根っからの姉コノハ信者。スラム時代に仕込まれた事から、暗殺スキルの持ち主でギノフォード配下の暗殺者でもある。コノハに害成すイアナを殺そうとしていたが、やっぱり姉を必死に守ろうとするイアナの姿に認識が揺らぎ「イアナを見極めよう」とするスタンスに変わる。
    • イアナの一番近くに控えている事もあり、本来ならば姉コノハが立てていたはずのフラグを、イアナが立ててしまう(あるいは、過去に建てられていた姉コノハのフラグを、イアナが追加上書きで塗り替えてしまう)ケースがあり、読者から見た場合、イアナに対する好感度は好転の兆しを見せている。しかしイアナ(作者コノハ)にとっては「自分を殺す事を運命付けられている人物」であるため、要警戒人物の筆頭。そのために本作では、のちのちイアナを心配する発言をしても「好意」ではなく「警告」と受け取られてしまう、ちょっとフビンはポジションにいる。
  • ヨミ・ブラックサレナ
    • 第4話から登場するヤンデレイアナ信者。毒と魔法のスペシャリスト。前世覚醒前のイアナの依頼で禁書「黒歴史」を発見し、使いを介して渡した張本人。
    • 性悪イアナの影響でコノハの命を狙おうとする。現状よりも自らのイメージを優先する人物で、人の話を聞かずに突っ走る傾向の持ち主。現在のイアナ(作者コノハ)にとっては自律性自爆スイッチにも等しい人物。妄想力が著しく、イアナ(の悪女ムーブの美しさ)を褒めたたえる場面では長尺を駆使して饒舌に語る。そのアレっぷりはイアナをして人知れず「前世の私が取り憑いてるのか」と震え上がらせるほど。
    • 作者コノハが前世時代、中二病をレベルアップさせた結果として、「悪玉萌え」というダークサイドに堕ちた事で生まれたキャラ。「黒歴史の物語」では処刑されたイアナの復讐のためにコノハの命を狙う、という、いわゆる主人公に敵対するダークヒーローポジの人。本来の物語上の役割的には「ヒロインの命を狙う、ヒロイン側にとっては憎からぬ幼馴染。しかし己の矜持(悪の美学)を貫いて命を散らし、ヒロインはそれを悲しむも取り巻きのイケメンたちに慰められる」という、いわゆるヒロインがリア充体験をするための踏み台キャラの一人。
    • 幼い頃はいじめられっ子であったが、当時、いかな非難を受けても自らを力強く堂々と貫く「至高の悪女イアナ」の姿にあこがれを抱き元気付けられた過去を持つ。
    • イアナの悪役令嬢ムーブのみで御せる人物。そのためイアナは彼の制御(調教)のためにヨミの前でだけでは「物分かりの良い妹の仮面をかぶりながら、裏で策謀をめぐらす悪役令嬢」という仮面をかぶらざるを得なくなる。結果、イアナの悪役令嬢ムーブによって調教され、わんこ系男子と化す。(が、その分、状況は悪化している)そのためイアナに対してのみドM状態。
  • シャノウ・クレマチス
    • 第8話から登場する警官。王国警察治安部隊ハイドランジア隊の副隊長を務めている中間管理職。(前世覚醒前の)イアナの謀略に対抗しつつもどっかのとっつぁんの如くイアナに振り回されていた人。実は設定上は1話から登場していた(禁書「黒歴史」の暴走に倒れたイアナを連行した警官の一人)が、その際はモブであり顔もまともに出てこない有様だった。その経緯から、王国内にて令嬢失踪事件が巻き起こった際には特に証拠も集めず独断と偏見で犯人をイアナと決め打ち、狙いを定める。
    • しかし(当然のことながら)事件の真犯人はイアナではなく、逆にイアナの(「もしも犯人がイアナが示した者でなければイアナは自らの足で処刑台の露と消える」という険悪な賭けを交えた)助力で真犯人にたどり着くとともに、自らの不明を痛感する事となった。
    • ちなみに着ている服(警察隊の制服)は魔法服である。…と、いっても「魔法を使うための服」とか「魔法使いの礼服」とか、そーゆー意味ではなく「魔法で着て、魔法で動かす服」という意味での魔法服。実は作者コノハが、かっこよさ優先でデザインした結果として、物理的に作る&着ることができない服にしてしまったがゆえの苦肉の設定。当然イアナはソレを人知れず思い出して若き自らの愚かさに悶絶した。


関連項目

lala 悪役令嬢

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