解説
なかったことにしたいほど恥ずかしいものが書かれているノートのことである。所有者によって内容は異なるが、多くの場合当人にとっての黒歴史になりうる。
家族や友人に見つかったりしてからかわれたりする場合もあるが、いじり方が酷いと大人になっても心のしこりになることがある。扱いにはデリケートさを要するものであることは理解しておこう。描いている最中は特に、誰にも見られたくない本人だけの世界なのだ。
また、同じく黒歴史ノートを量産したオタク同士で「あり過ぎて困る」と妙に盛り上がることもある。どこの風刺漫画にも描かれていないオタクたちのリアルな人間ドラマ、それは当事者たちしか知り得ないという……。
アイデアの再利用
多くの人にとっての黒歴史でありながら、そこに描かれたアイデアは後の創作活動でヒントになる事がある。発掘後の「翻訳作業」にはそれなりに手間がかかるかもしれないが、アイデアの整理というのは妙な楽しさを持つものである。
ただし、ノートの内容を共有している相手がいた場合、その持ちキャラを勝手に使うと、思わぬところから非難を受ける危険もあるので気を付けよう。元から多少改変して使う手もある。
pixiv他、SNSでは…
pixivのタグとしては、昔のノートに描かれた自分の過去絵や、作中キャラクターの黒歴史ノートに関するイラストに付けられる。
また、黒歴史と承知の上で作者自らデジカメ画像、スキャン画像等を投稿・発表することもある。
関連タグ
ペーパーマリオカラースプラッシュ:同名のアイテムが登場する。
アイエフちゃん:神次元ゲイムネプテューヌVで幼少期にキャラクター設定を書いたノートを作っており、エンディングによっては大人になってからそのノートを主要キャラクター達の前で朗読させられる。
旧Fate:高校時代の奈須きのこ氏のいわゆる黒歴史ノートのような物に書かれた設定などが現在のFateシリーズに発展した。現在そのルーズリーフは親友である武内崇氏が大切に保管しており、TYPE-MOON展にて一部が公開された。
中二病でも恋がしたい!:一部キャラクターは設定ノート等を持っている描写がなされている。
御霊浄:ミタマセキュ霊ティ第28話にて黒歴史ノートをはじめとする、様々な黒歴史が暴かれた結果、次話まで無の状態と化す。
本郷ヤマト:ゲーム「AKIBA'S BEAT」の登場人物で、彼が昔綴った一冊の黒歴史ノートが妄想宮(本作におけるダンジョン)の一つ「中二の妄想宮」を生み出している。