概要
婚約者に両親を殺され、自身も生きたまま焼かれた少女がサイボーグとなって甦り、硫酸を含んだ溶解性の人造皮膚を駆使してかつての婚約者と彼を操っていた組織の人間を殺していくと言う、従来の少年漫画とは真逆の陰惨な復讐劇。
サイボーグとなった主人公の人造皮膚が溶けて骸骨の様な本体が露出され、溶けた人造皮膚に含まれた硫酸で溶かされて殺される人間の描写はかなりグロテスク。
それ以外にも、
「キツネ狩りと称して何の罪もない男女がキツネのマスクを被せられて銃殺される」
「象皮病を改良したウィルスによって人間がミイラにされる」
「主人公に返り討ちにされた殺し屋の生首がマネキン人形の胴体に乗せられてシャワールームに晒される」
等生理的にかなりきつい残酷描写が目白押し。
作者によれば、10週で打ち切りとなったのはアンケートでの人気がなかった為ではなく、編集部によって連載開始時に決められていた(作者自身には知らされていなかった)、とのことである。なお、連載第2回で巻末掲載という屈辱的な仕打ちも編集部の思惑、という説が自伝的マンガ「連載終了!」で明かされている。