日本海軍が第二次世界大戦中に開発した偵察機。
胴体内に液冷エンジンを二つ並列に並べて延長軸で一つのプロペラを回すという野心的な機体設計だった。
同じ構造のHe119を参考に開発が進められたが、その特殊な設計のため開発は難航し、一時は開発中止になりかけた。
「ジェット機への改修が最も容易である」との理由で開発続行を認められたが、試験中にエンジンが焼きつくなどして、とてもまともにテストできる状態ではなかった。
ジェットエンジンへの改修方法は『翼にエンジンを懸架する説』と『胴体内に搭載する説』があるものの、ジェット化計画自体が開発中止を免れるための方便に過ぎなかったとも言われている。