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景雲の編集履歴

2024-05-01 22:52:22 バージョン

景雲

りくじょうていさつきけいうん

日本海軍が開発していた偵察機。正式名称は十八試陸上偵察機「景雲」

日本海軍が第二次世界大戦中に開発した偵察機。

胴体内に液冷エンジン「アツタ」を二つ並列に並べた双子エンジン(※)を載せており、延長軸で一つのプロペラを回すという野心的な機体設計だった。

同じ構造のHe119を参考に開発が進められたが、その特殊な設計のため開発は難航し、一時は開発中止になりかけた。

「ジェット機への改修が最も容易である」との理由で開発続行を認められたが、二基並列配置のエンジンが近すぎてエンジン室内で過熱による火災が起きるなどして(アツタのライセンス元であるDB601を双子エンジンにしたDB606でも、二基のエンジンが近すぎて火災が多かった。He177も参照)、とてもまともにテストできる状態ではなかった。


ジェットエンジンへの改修方法は『翼にエンジンを懸架する説』と『胴体内に搭載する説』があるものの、ジェット化計画自体が開発中止を免れるための方便に過ぎなかったとも言われている。



ロールス・ロイスダイムラー・ベンツなど欧州の名だたるエンジンメーカーも当時双子エンジンを開発しているが、構造の複雑化などから搭載機の大半が失敗作に終わるか、一時は開発失敗かという瀬戸際に追い込まれるかしてしまっている。

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