斑鳩(STG)
いかるが
『斑鳩』とは2001年にトレジャーにより開発されたシューティングゲーム(STG)である。
-我、生きずして死すこと無し。理想の器、満つらざるとも屈せず。これ、後悔とともに死すこと無し…-
概要
「プロジェクトRS」の第二弾として制作され、同社制作のレイディアントシルバーガンと世界観を共通しているが、直接的なつながりはない。
自機や敵の攻撃に“白”と“黒”の2種類の属性の概念を持つ。自機が白の時は、白色の弾幕を吸収でき、黒色の敵に同色時に比べ倍のダメージを与えることが出来る。黒色の時は、その逆である。また敵の配置や攻撃方法は一切ランダム性が無いため、プレイヤーは自分なりの攻略パターンを構築してプレイして行く事が求められる。
そのゲーム性や背景設定、BGMが人気を博し、アーケード稼働の後にドリームキャストとゲームキューブ、7年後の2008年にはXbox360で配信された。
ストーリー
鳳来ノ国で発掘された石のような物体『産土神黄輝ノ塊』。その力に魅入られた王、鳳来天楼は自らを『神通者』と称し、周辺の国々を武力によって支配して行った。
鳳来の支配に抵抗する組織『天角』の戦士である森羅も死力を尽くして戦ったものの、圧倒的な鳳来の戦力に敗れ、命からがら老人達の住む『斑鳩の里』に逃れる。
やがて傷も癒え、再び鳳来と戦う決心をする森羅。そんな彼に風守率いる里の老人達は、自分達が作り上げた飛鉄塊『斑鳩』を彼に託すのだった……。
-ああ、斑鳩が行く
望まれることなく、浮き世から捨てられし彼等を動かすもの。
それは、生きる意志を持つ者の意地に他ならない。-