概要
星つきとはシャドーハウスに登場する階級の一つである。
サラ曰く、『こどもたちの棟』で4対しか選ばれないエリート。優れたすす量とすす能力を持つ。星つきになる為には現在の星つきからの推薦が必要らしい。
他のシャドーや生き人形よりも館内の秘密について知ってる事も多く、すす能力が覚醒した者の指導、週に一度顔付きになった子ども達にすす入りコーヒーを用意する、など仕事は多い。
『こどもたちの棟』の中だけでは権力者だが、『おじい様と共にある棟』のシャドーには逆らえない。
星つきメンバー
バーバラ
バービーの主人。星つきのリーダー。髪に沢山のバラの飾りを付けている小柄な少女。言葉遣いは丁寧だがたまに荒くなる事もある。バービーのように暴力を振るう事は無い。誰に対しても怒りっぽく、常にイライラしている為、星つき以外の他のシャドーからは避けられている。
シャドーハウスで産生されるすすの6割は彼女が出している。
凄まじい勢いですすを出す発作を抱えている。発作の時はすす量をコントロール出来ないうえに、苦痛を伴うらしく会話不能の状態になる。すす量だけでリーダーに選ばれたところがあり、先代のリーダーと比べて劣っているのではないかという悩みを抱えている。
スザンナ
スージーの主人。白いドレスと薄い緑のロンググローブを着用している。笑い方は「ンフフ」。
すす能力が覚醒したシャドーの教育係。触覚のあるすすを操るすす能力を持ち、すすを膜のように張ってセンサーとして使う事が可能。お披露目の後のパーティーでケイトとエミリコにすす入りコーヒーを勧めていた。
スキンシップが好きで嬉しい事があると近くにいる者をさする癖がある。非常に友好的な性格でエミリコからは好印象を抱かれているが、特別授業の前にケイト、ジョン、ルイーズをちゃん付けで呼んだり、3人を撫で回して非常に嫌がられていた。あまり細かい事を気にしない性格でもあり、ケイトがジョンに渡した手紙について問い詰めたが、「星つきの実力を知りたかった」というケイトの言い訳をそのまま信じた(おそらくケイトが書いた「ジョンのこと嫌い」という手紙の内容も信じている可能性が高い。)。
ベンジャミン
ベンの主人。体格が良いのが特徴。
顔のベンと一緒に筋トレをして体を鍛えている。女性の胸倉を掴み脅すような荒っぽい一面があるが、オリバーの発明で吹き飛ばされそうになったバーバラとバービーを庇うように立ったり、ミスで落ち込むバーバラにフォローを入れるなど、気遣いが出来る一面もある。
オリバー
オリーの主人。発明家の星つき。常に猫背でチェーン付きの眼鏡を掛けているのが特徴。オリーとは発明家と助手のような関係で、オリーからは「オリバー先生」と呼ばれている。
発明が好きなようで、お披露目で使われたケイトの檻やジョンとパトリックを閉じ込めた箱、ベンジャミンの香水や移動式すす回収機を発明した。しかし、香水は悪臭で、すす回収機は部屋のドアより大きく部屋から出せなかった。発明品はまだ失敗が多い模様。
生き人形
バービー
バーバラの顔。髪は水色で沢山のリボンを付け、顔にソバカスがあるのが特徴。
主人のバーバラと同じく怒りっぽい。しかし、言葉遣いが丁寧な主人と違い口が悪く、他の生き人形に対し攻撃的でしばしば手が出る。生き人形達からの人望は無いが、リーダーとしての能力は高く、2度目の亡霊騒ぎの際、スザンナから「私達の出番は無さそう」と言われたほど。
星つきのリーダーというプレッシャーに押し潰されそうなバーバラの事を誰よりも心配し、見守っている。
スージー
スザンナの顔。救護班の班長。黒髪でお団子ヘアを後ろで縦に2つに纏めている髪型が特徴。
スザンナの後ろで常に上品に微笑んでいる。スザンナがケイト達に特別授業をしている間、エミリコ達の面倒を見るように言われていた。
ローズマリーがすす病になった際、洗浄の間に連れていくように救護班に指示を出していた。教育係の主人と同じく世話好きなのかもしれない。
ベン
ベンジャミンの顔。髪と瞳の色は明るい茶色で前髪が逆立っている。ルウと同じく無口で無表情。
主人と同じく体格が良く、主人と一緒に筋トレをして肉体を鍛えている。彼のトレーニングの成果がどれだけベンジャミンに影響を与えるのかは不明。
3体重なった密度の高いこびりつきを拳の一撃で倒し、亡霊をも崩す程のパワーを持ち、2度目の亡霊騒ぎの際は真っ先にこびりつきを倒していた。
オリー
オリバーの顔。研究班の班長。オリバーと同じく眼鏡を掛けている。
主人の事は「オリバー先生」と呼ぶ。普段は主人のように猫背だが、掃除の際は普通に背筋を伸ばして歩いている。猫背は主人に合わせている模様。
発明品を試す時は非常にイキイキしている。すす回収機を使いこなし、すす回収機で亡霊を吸収したエミリコと抱き合って喜んでいた。