ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

アイボール・アース

あいぼーるあーす

アイボール・アース(英eyeball earth) とは、太陽系外惑星に想定されている状態の通称。
目次 [非表示]

概要編集

主星たる恒星によって潮汐固定された地球型惑星の通称。後述する理由で、円形の海洋黒目にあたる)と周囲の氷原白目にあたる)の対照が、眼球を思わせる姿になると想像されているためこのように呼ばれる。

"earth"の語が固有名詞としての「地球」の意味合いになることから「アイボール・プラネット(英eyeball planet)」とも、その訳語「眼球惑星」とも呼ばれる。

成り立ち編集

太陽より熱量の少ない、赤色矮星などの恒星系では、地球型惑星が公転した場合に大気生命をはぐくむのに適した温度となる領域(ハビタブルゾーン)が太陽系より内側、すなわちより恒星に近い距離に位置する。

このようなハビタブルゾーンに惑星が位置した場合、恒星の引力の影響が強いため、しばしば惑星の自転公転が同期し、地球から見たのように、その惑星は恒星に、常に一定面を向け続けた状態になると考えられている。その場合、惑星の地上から見ると、上空の一点に常に恒星(その惑星にとっての「太陽」)が昇り続ける永久昼の面と、日光が届かない永久夜の面に二分されることになる。

その惑星がいわゆる「地球型惑星」で、かつ一定の質量(重力)があって、水が地表で液体の状態を保つに十分な量(気圧)の大気を備えている場合でも、永久夜の面、および昼の面でも光量(熱量)の不足しているエリアでは水は氷結し、十分な光・熱が得られるエリア(恒星が上空真上に来る点を中心にした円形のゾーン)のみ液体となり、海が形成されると考えられている。

地球型惑星であっても質量・重力が十分でない場合や、恒星の光量・熱量が大きい場合には、「黒目」にあたるエリアでは水(海)は干上がり、地面が露出した状態になると考えられている。


外部リンク編集


関連項目編集

系外惑星 地球型惑星 スノーボールアース

関連記事

親記事

惑星 わくせい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 0

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました