あらすじ
『ウォーキング・デッド』は、ゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語であり、荒廃したアメリカ合衆国で安住の地を求めてアンデッドの集団から逃れつつ旅をする少人数のグループを描く。
第1シーズンは主にアトランタ都市圏を舞台とするが、第2シーズンから第4シーズンは、ウォーカーから逃れてジョージア州北部地方に舞台を移す。ウォーカーはあらゆる生き物をむさぼり食い、噛みつかれると人間は感染する。ウォーカーの群れ、事故、そして生存者による略奪など、敵意に満ちた世界で日々直面する試練にもめげず、グループが人間性を保とうと奮闘するジレンマが主に描かれる。
グループは、ゾンビが大発生する前はジョージア州の小さな町の保安官代理をしていたリック・グライムズが率いる。グループは、社会が崩壊した世界で、ウォーカーの恐怖、グループ内の力関係の変化、そして自らの生存だけを考える数少ない生き残りの人間たちに直面する。
主な登場人物
登場人物 | 俳優/女優 | |
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リック・グリムス | アンドリュー・リンカーン | 主人公。ジョージア州在住の保安官代理。銃器の扱いに長けている。感染拡大し既に世界が崩壊した後に病院のベッドでひとり目覚める。グループのリーダーを務める。 |
ローリ・グリムス | サラ・ウェイン・キャリーズ | リックの妻。怪異発生の混乱時にシェーンから「リックは死亡した」と報告され絶望する。自分とカールを守ってくれたシェーンと共に過ごすうちに深い関係となる。 |
カール・グリムス | チャンドラー・リッグス | リックとローリの息子。父親であるリックに憧れており、彼が死んだと聞かされた時は物凄く落ち込んでいた。子供扱いをされることに反抗心を抱いている。 |
ジュディス・グリムス | ケイリー・フレミング | リックとローリの娘。帝王切開により生まれる。ダリルから「じゃじゃ馬娘」と呼ばれていたが、後にカールによって「ジュディス」と正式に名付けられる。リックとシェーンのどちらが実の父親なのか明確にされていない。 |
シェーン・ウォルシュ | ジョン・バーンサル | リックの元同僚の保安官代理で、親友でもある。グループ内ではリックと並んで銃器の扱いに長け、シューティング・インストラクターの資格を持つ事から他のメンバーへ銃の指導を行う他、戦闘では常に中心的な存在。現実主義者であり、グループのためなら強引な行動をとることも厭わない。 |
モーガン・ジョーンズ | レニー・ジェームズ | リックが目覚めて最初に出会った生存者。ドゥエインの父。棒術の達人。 |
グレン・リー | スティーヴン・ユァン | 韓国系アメリカ人の青年。ウォーカー出現前はピザの配達人および窃盗犯だったため、アトランタの市街地についてはメンバーの中で一番詳しい。 |
メルル・ディクソン | マイケル・ルーカー | ダリルの兄。極端な人種差別思想をもつ反社会的人格で、過去に何度も服役している。 |
ダリル・ディクソン | ノーマン・リーダス | メルルの弟で兄同様タフガイだが、お人好しで仲間を気遣う一面もある。戦闘能力が高く、武器はクロスボウを愛用している。ファンからの人気が高く、ゲーム版『The Walking Dead:Survival Instinct』では主人公を務めている |
アンドレア・ハリソン | ローリー・ホールデン | エイミーの姉。元弁護士。妹のエイミーとは疎遠であり、関係性を修復するために二人で旅行に出かけていた際にウォーカー出現に遭遇した。 |
デール・ホーヴァス | ジェフリー・デマン | グループ最年長の老人。グループ内の良きアドバイザー。どんな危機的な状況でも人間性を失わず、人の道を外れてしまいそうなメンバーを説得する。 |
Tドッグ | アイアン・シングルトン | 巨漢で強面の黒人。外見にそぐわず好人物であり、異変が起きた際には近所の老人の家を全て見回り、避難に手を貸した。仲間の中では比較的目立たない存在だが、常に周囲に気を配り、いざという時に仲間を助ける頼れる存在。 |
キャロル・ペルティエ | メリッサ・マクブライド | ソフィアの母。敬虔なキリスト教徒。夫・エドから暴力を受けていた過去を持つ気弱な女性。夫の死後、徐々にメンバーにも自己主張するようになる。 |
ソフィア・ペルティエ | マディソン・リンツ | キャロルの娘。ウォーカーに襲われ林の中に逃げ込み、行方不明となる。 |
ハーシェル・グリーン | スコット・ウィルソン | シーズン2から登場。獣医師でもあり、その医学的な知識を元に仲間の怪我や病気の治療にあたる。温和な性格で仲間から慕われている。 |
マギー・グリーン | ローレン・コーハン | シーズン2から登場。ハーシェルの長女。芯が強く、物資調達などへ積極的に行動する。 |
ベス・グリーン | エミリー・キニー | シーズン2から登場。ハーシェルの次女。マギーとは異母姉妹。自殺を図るなど精神的に弱い部分がある。歌が上手く、よく歌う。 |
ミショーン | ダナイ・グリラ | シーズン2の最終話から登場。武器は日本刀。元弁護士。森でアンドレアを助けた謎の剣士。鎖に繋がれた両腕と顎の無いウォーカーを従えながら行動している。 |
ガバナー(総督) | デヴィッド・モリッシー | シーズン3から登場。ウォーカーたちから隔離された“安全な土地”、ウッドベリーの絶対的統治者。本名はフィリップ。表面上は理知的で温和なリーダーを装っているが、自身のコミュニティを維持するためには、他集団を皆殺しにして物資を奪うなどの非常に冷酷な手段も厭わない、残酷な性格の持ち主である。 |
タイリース・ウィリアムズ | チャド・コルーマン | シーズン3から登場。大柄な黒人男性。元NFL選手。武器はネイルハンマー。心優しい性格で、敵対する人間であっても殺すことには抵抗がある。 |
サシャ・ウィリアムズ | ソネクア・マーティン=グリーン | シーズン3から登場。タイリースの妹。元消防士。狙撃の名手。兄とは違いドライな性格をしている。 |
タラ・チャンブラー | アラナ・マスターソン | シーズン4から登場。チャンブラー家の次女。元警察学校の学生。同性愛者。二度目の刑務所襲撃の際、総督に同行する。 |
エイブラハム・フォード | マイケル・カドリッツ | シーズン4から登場。元陸軍軍曹で大柄な白人男性で、屈強な肉体を持つ。ロジータと共に、ユージーンをワシントンD.C.に送り届ける任務を遂行する。 |
ロジータ・エスピノーサ | クリスチャン・セトラス | シーズン4から登場。エイブラハムの恋人で、ユージーンを任務をワシントンD.C.に送る任務に同行する。 |
ユージーン・ポーター | ジョシュ・マクダーミット | シーズン4から登場。自称・天才科学者の小太りな男。ウォーカーによって崩壊した世界を救うことができると語る。頭脳明晰で知識も豊富だが、臆病で戦闘力はほぼない。 |
ゲイブリル・ストークス | セス・ギリアム | シーズン5から登場。黒人の神父。信仰心が強く、人やウォーカーを殺すことに抵抗がある。 |
アーロン | ロス・マーカンド | シーズン5から登場。アレクサンドリアのスカウトマン。同性愛者で共にスカウトの仕事をするエリックとは恋人同士。気立てが良く優しい性格をしている。 |
ディアナ・モンロー | トバ・フェルドシュ | シーズン5から登場。オハイオ州の元下院議員でアレクサンドリアのリーダー。知的で冷静な女性。 |
イーニッド | ケイトリン・ネイコン | シーズン5から登場。アレクサンドリアに住む少女。ウォーカーの襲撃で両親を失い、彷徨っているところを保護された。カールとは同年代であり、気が合う。 |
ウォーカーとは
※シーズン2,3ネタバレ注意
作中における生ける屍、なんらかのウイルスに感染した者の成れの果て。
いわゆるゾンビの呼称であるか、TWDの世界において『ゾンビ』という言葉は存在していない(日本語字幕においてゾンビと訳されてはいる)為、「ウォーカー」と呼ばれる。主にリックたちのグループにおける呼称であったが次第にそれが定着していった。「感染者」と呼ぶ人々も存在する。
ロメロゾンビの影響が多く見られ、どの個体も基本的には活動は遅く、全速力で走ることが出来ないが、肉体の欠損が少ない個体は生者の早歩きから小走り程度の早さで活動できる。また、垂直な梯子、高い壁などはのぼることが出来ない。
銃で何発も撃たれたり、下半身を失った状態でも活動し続ける。活動を止める有効な方法は、脳または脳幹にダメージを与えることのみである。
ガラスを破る際に石を用いるシーンが存在するが、知能を有するわけではなく、あくまでも原始的かつ本能的な行動の一環である。CDCの研究者ジェンナーの説明によれば、脳幹のみが活動しており、前頭葉などの人間らしさを司る器官は停止しているとのこと。ジェンナーの研究した範囲では、生者は死後に最短で3分、最長で8時間経過するとウォーカーへの変貌を遂げる。
死後ウォーカーへ変貌することを『転化』といい、人間以外の動物は噛まれて死んでも転化することはない。
聴覚や視覚は程度が不明ながら有していることが窺え、銃声やアラームのような大きな物音や音声に反応して進行方向を変えたり、生者の姿を見つめながら襲いかかる。食性については人肉だけでなく、シカやウシなどの動物の生肉も欲する。基本的に生者を襲うのは食欲によるものであり、ウォーカーにとっての食物とは感染していない生肉であることが示唆されている。それゆえに共食いは起こらず、餌となる生き物がいなくなると、ふらふらと歩きまわる程度の行動しか行わない。
感染者の見極めは主に嗅覚に頼っていることが窺え、リックとグレンはウォーカーの血と臓物を全身に塗りたくり動きを真似することで群れへ紛れ、図らずも臓物を浴びたミショーンはウォーカーの群れに素通りされたために習性に気付き、刑務所へ辿り着く。群れに囲まれた際、倒したウォーカーの下に隠れることでまだ視認されていないウォーカーをやり過ごしたり、壁に塗ったわずかだが新鮮な血に反応するウォーカーを誘導してナイフで倒す描写などがあるため、視覚よりも聴覚、聴覚よりも嗅覚(死臭との嗅ぎ分け)に頼る部分が大きいものと推測される。
顎を切除すると食欲を失い、長期間食物を摂取しないと飢餓により緩やかに衰弱していくことが作中で言及されている。そのため、殺傷の主な原因である腕と顎を切断することでほぼ無害化することが可能で、ミショーンは上記の特性と合わせることで「ウォーカー除け」として使用していた。
シーズン2終盤において、ごく普通の人物が刺殺されてから数分後にウォーカーとして蘇るため、ウォーカーに噛まれることによってウイルスに感染するわけではなく、生存者たちにもあらかじめウイルスが潜伏しており、噛まれていなくても死後に発症することが判明する。いつ感染したのか、バイオテロなのか、それとも自然発生のウイルスなのかは判明しておらず、これからも明かされることはないと制作者側は語っている。
ゾンビオーディション
シーズン3へウォーカーとしての出演権を懸けたオーディションがロサンゼルスで開催され、日本人の神林あかねが優勝し、シーズン3で登場した。
※wikipediaから引用
ウォーキング・デッド_wikipedia記事最終更新 2014年1月12日 (日) 12:27
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