概要
カグラザメ目カグラザメ科に分類される魚類。
本種のみでエビスザメ属を構成する。
同科のエドアブラザメと同じく7対の鰓をもち、これは確認されているサメ類の中で最も多い。
群れで狩りをする性質があり、数匹で海獣や他種のサメを追い込んで捕食する行動が知られている。この行動は、古代のサメも行なっていたとされ、このことから形態と共にしばしば原始的とされる。
深海に生息する種が多いカグラザメ目に属するが、本種は比較的浅海を好む性質があり、浅い湾や珊瑚礁、岩礁などにも現れる。
カグラザメ目としては飼いやすい種類であり、さすがに一般家庭での飼育例はないものの、水族館での飼育例はそこそこあり、長期飼育にも成功している。