曖昧さ回避
2.の概要
主にインターネットにおいて、自らが定義するマナーを他人に押し付ける人への蔑称。
彼らの意見が一般的に正しいマナーとは限らず、また説教じみた上から目線での発言が多いため煙たがられる。
テレビ番組やネットニュースでも「マナー講師」が登場することはあるが、それらも嘘であったり、単に「社会人として」の見栄えだけを重視したものであることが多く、しばしば議論の種となる。
以下、代表的な例。
- 内定の辞退にメールや電話は失礼。直接会って礼を言う、もしくは手紙を出すべき。:実際の採用担当者からは「電話の方が処理が速くて助かる」「面会は時間を割く必要があるからやめて欲しい」という真逆の意見が挙がっている。
- ハンコを押すときは、おじぎをしているように斜めに押すべき。:広く広まっているビジネスマナーではあるが、斜めに押すとだらしなく見えるという意見もある。また、「わざと斜めに押すのは上司への抵抗のサイン」という説もあり、何が正しいのか結論は出ていない。
- お祝いの返礼品に緑茶を贈るのは縁起が悪い。:葬式で緑茶を飲むことが多いからという理由だが、老舗の緑茶屋は「昔から緑茶は縁起のいい贈り物である」と、歴史的背景を交えて反論している。
マナーはもちろん大切だが、あまり自分の持つマナーを他人に押し付けると、蔑称としての「マナー講師」の称号を得ることになってしまうので注意。