王獣を家族のように大切に思っていて、「王獣を道具のように扱う」という意味とも取れる「王獣使い」という言葉にかなり嫌悪感を示す。幼い頃から共に育ったアルを「アル姉ちゃん」と呼んで慕っている。またかつてのエリン同様、母のようになりたいという夢を持っており、12歳でカザルムへの入舎ノ試しを受ける。その際、入舎の動機を問われ、「ぼくは王獣が大好きです! だから、母のようになりたいのです!」と黒々と大きく書いて、トムラら教導師達を大爆笑させた。
そんな彼もやがて過酷な運命に引きずり込まれることになる。始めこそ両親を案ずるあまり荒れた事もあったが、「必ず戻って来るから」と言うエリンの言葉を信じ、両親を待つ決心をする。それからは、時折直情的な一面も見せるものの、心身共に著しく成長し、家族や王獣を気遣いながら、自身も意外な活躍を見せる。
決戦後、母と一緒にいられたのは僅か4日間だったが、彼にとっては大変有意義な時間だった。立派に成長した彼は母の遺志を受け継ぎ、リョザの国家安定にも一役買う事となる。
アニメでは最終回の1シーンのみ登場。アルの傍らで母の仕事が終わるのを待っていた。母譲りの音感を持つのか竪琴を上手に演奏している。