「好きとか嫌いとかじゃないでしょうがよ、オレとあんたの関係は。嫌いだからって離れられるわけじゃないんです、一心同体なんでしょう?」
概要
スマホアプリ『あんさんぶるスターズ!』のキャラクター、漣ジュン×巴日和の腐向けカップリングである。
所属するユニットはともに『Eve』で、日和がリーダーを務めている。
身長は日和が177cm、ジュンが173cmで4cm差
だが体重は二人とも61kgである。ジュンは鍛えており日和は「ぷにぷに」(ジュン談)なので、筋肉量の差ゆえと思われる。
日和はジュンを『ジュンくん』、
ジュンは日和を『おひいさん』(お姫様の意)と呼びあっている。
日常では、日和は我儘放題であり、ジュンに手料理を作らせたり、買い物につき合わせたりしている。ジュンはそれに対して悪態をつきながらも、ある事情(後述)からしぶしぶ言うことを聞いている。また、嫌われて凹んだ日和を慰めるのもジュンの役割。
Eveとしてステージに立つ際には、密着して「二人で一つの生き物のように振る舞う」という。これは舞台が空虚に見えないため、仲よさそうに見せるためのパフォーマンス。さらに自然に日和がジュンのサポートをできるようにという目的もある。ジュンは日和のアイドルとしての能力は認めている。
EDENとして活動する時、日和が凪砂と仲良くしてるとジュンは機嫌が悪くなるという。(日和曰く「ヤキモチをやいている」)
共生関係
日和は『絶対に離れていかない他人が必要』であり、そのためにジュンをユニットに誘った。ジュンは日和とユニットを組んだことで特待生に上がれた。それゆえ日和に逆らえない。
このように現時点では二人は利害一致の共生関係であり、お互いを大切に思ってるような描写はあまり無い。
日和はジュンのことを「ダメになったら他の人ととりかえる」と言っており、ジュンも現在の地位を保てるなら日和でなくてもよいのかもしれない。
…と思われたのはサマーライブまでだった。
オータムライブ以降
二人が通う玲明学園では、特待生の中でさらに実力のある者が秀越学園に転入できるという仕組みになっている。そして日和はその条件を満たしており、その気になればすぐに転入できる。
だが日和はジュンが実力をつけるのを待って秀越に行かないのだという。
しかも秀越学園には、幼少期を共に過ごした生涯の相棒である凪砂がいるのに、である。
また、凪砂に自分とジュンどちらの方がより大事か問われた際には「どっちも大事だから悩ましい」と答えた。
余談だが、玲明学園は全寮制である。同部屋で、二段ベッドを使用している。
さらに、二人は周囲に内緒で一緒に拾った子犬を飼っている。ちなみに名前は「ブラッディ・メアリ」。
日和の浄化作用
主に後述の『リバースライブ』イベントにて、日和は自身の浄化作用により、生い立ちに難のあったジュンの暗い感情を払拭している事が語られる。
特にAdamの二人はその効果への信頼を寄せ「あの子には日和くんが声をかけて、光で照らしたからまだ大丈夫だろうけど」「日和殿下の浄化作用がものすごいので、そのうち澱みも消えるものと思っていますけどね」としている。(リバースライブ■Release/第六話■)
そのためか、または前述の『絶対に離れていかない他人が必要』のためかは定かでないが、日和は常にジュンと一緒に行動したがる節がある。
「(勧誘を受けて相方になって以来、おひいさんは常にオレと一緒にいたがるのに)」(ジュン・リバースライブ■Release/第五話■)
「どうも殿下は長くジュン氏のそばを離れたくないようなので、」(茨・リバースライブ■Release/第五話■)
また、雑誌B's-LOG2018年7月号に掲載されたインタビューコメントにて、プライベートの過ごし方を問われた際、日和の過ごし方についてジュンが答えている。
「知らないところへ連れて行ってあげたり、ジュンくんのお洋服を買ってあげたりもしている」(日和)対して茨は「おふたりのプライベートはいつも一緒で仲が宜しいですね!」とし、次の質問においても日和は「ジュンくんとはしょっちゅう出かけているから」とコメントしており、仕事に限らずプライベートにおいても親密ぶりが伺える。
周囲の反応
常に二人で行動しており、よく話を脱線しては二人で話し込むため、「仲良しで羨ましいですけど、ちょっと俺たちの話も聞いてもらっていいですか?(つむぎ・オータムライブ■劇毒/第三話■)」「いつまで乳繰り合っている、相変わらず仲良しだな」(北斗・ウインターライブ■エピローグ③■)などと揶揄されている。
更に同エピソード内で、「漣に危険が迫ったら巴先輩は庇って代わりに死にそうだ」とも言われ、日和は「わかってるね!」と嬉しそうにしていた。
また、共感覚の持ち主である春川宙は、日和を見るや過度に『眩しがって』いたが、ジュンが傍に来るのを見ると「そのひとがいると『ちょうどいい明るさ』です!」と評した。(リバースライブ■Rivals/第十四話■)
あんスタ(!)関連ストーリー ※ネタバレ注意※
【輝石☆前哨戦のサマーライブ】
【軌跡★電撃戦のオータムライブ】
【奇跡☆決勝戦のウインターライブ】
【Saga*ぶつかり合うリバースライブ】
【駆け引き♦︎ワンダーゲーム】
ネタバレを避けたい場合、上記ストーリーの閲覧を推奨する。
上の4つはメインストーリーであり、現在稼働中のあんさんぶるスターズ!!Basicにて無料で読むことが出来る。
リバースライブの前編にあたる【Saga*駆け上がるレインボーステージ】にも、エピローグの一話限りであるが登場するのでぜひ参照してほしい。
サマーライブ
前述の「ぷにぷに」「二人で一つの生き物のように振る舞う」などが語られている。
ジュンが日和につけた渾名の由来を「無垢なお姫さま」とし、本音のままに振る舞う日和がtricksterにまで嫌われてそっぽを向かれたらと思うと流石に気が滅入る、と述べた。
また、アニメ版では夢ノ咲滞在中のホテルでも同室に泊まり、夜には二人で語らうシーンがある。
迷い星*揺れる光、プレアデスの夜
■秘め隠す心/第二話■
本人たちは登場しないが、「SS」に向け情報収集する真が北斗と、Eveの二人が夜釣りの仕事をしたことなど、『Eve』の公式SNSについて話している。
ウインターライブ
子供の頃からの憧れだった大舞台に委縮し、感慨に耽るジュンを日和が抱きしめるシーンがある。
「暑苦しいですよぉ~、おひいさん?」
「え~?勇気づけてあげようとしたのに!ぼくのやさしさに感謝するといいね!」
そして決勝戦。
コズプロ上層部の謀略により、晴れ舞台にケチがついてしまった事を謝る日和に対し、ジュンは
「おひいさんが謝る必要がどこにあるんですか」とし、
「オレは嬉しかったんですよ。光栄で、有り難かったです。あんたは、薄汚れた路地裏みたいな場所で過ごしてたオレのところに差し込んできた光明です」
「あんたが望むかぎり、一緒に歌ってやりますよ」
と、感謝と想いを伝え、これに対し日和は、
「わぁ、熱烈!ジュンくんってば、さては意外とぼくのことが大好きだね!?」
と、珍しく素直に照れていた。
余談になるが後にこの事を日和は「熱烈な告白」と評し、再現をねだり、ジュンは「だからあれは告白じゃないって言ってるでしょうが。……このまま一生ネタにされる気がしますよぉ。」とぼやいている。(あんさんぶるスターズ!アルバムシリーズ『Eden』初回特典アルバムブックより)
また、ジュンのソロ曲「Back-alley Monologue」はSSで日和に伝えた言葉から踏襲された表現が随所に見られ、雑誌PASH!2020年1月号掲載の制作陣の解説では、「路地裏の上から光が差して、見上げたら日和がいた、みたいなイメージ」というコメントがある。
アニメ版ではこのシーンこそないものの、控室で日和がジュンを抱きしめるシーンがある。ジュンはやや頬を染め、その際の発言「何すか?暑苦しいですよぉ~、おひいさん」がアニメ名シーン台詞として何故かアプリに実装された。
リバースライブ
悲願である佐賀美陣との対決に向け、ジュンの成長が語られる。
■プロローグ■
日和とジュンの同居開始日の過去回想。出会って間もない筈だが、日和は「ぼくはもう、きみのことをかなり気に入っちゃってるからね」とのこと。
■Rivals/第五話・第六話■
「自分が幸せであることを許せそうにないんですよ、おひいさん」
夜、自身の立場についてナーバスになるジュンと、日和の会話。
かなり親密な会話が続くので、本編の閲覧を強く推奨する。
「いつもなら、束縛したがりな亭主のようなことを言い始めるのにね?」
「あんた寂しいの駄目なひとでしょうがよ、あれならオレを呼び出してくれりゃ良かったのに」
「ジュンくん。……抱きしめてもいい?」
ワンダーゲーム
■infinite/第四話■
終日カメラに追いかけられて放送されても問題ないと豪語する日和に対し、
「あんた普段は意外とだらしないところもあるんだから、恥を晒すだけでしょうがよ?」
と普段意外な一面を見てきたであろうジュンの一言。
■bluebird,redqueen/第十話■
「小姑でも継母でもないですよぉ~、あんたの相方です」
■bluebird,redqueen/第十一話■
ライブ本番、凪砂は未来に気持ちを向ける日和を見て、
「(……そんな君だからこそ、みんな君が好きになる)」
「……そうだよね、ジュン」
と、さも当然ジュンも日和が好きであるかのように語り掛け、戸惑うジュンに対し、日和との意思の疎通に関しては自分の方が勝っている、と自己完結したくだりがある。
ボイス(親愛度ボーナス)
日和のボイスからは、遅くまでジュンのダンスレッスンに付き合う事への愚痴や、「ジュンくんも今日はもう先に寝てるかな?」といった言葉、いつもジュンを荷物持ちにしている事などがわかる。
ジュンのボイスでは、日和からいつも気持ちのいい挨拶を要求されている事、ソファで寝落ちした日和を運ぼうとし、子守唄をねだられ、一緒にテニスをするとご機嫌を取るのが面倒だとしている。おそらく転校生と一緒にいるシチュエーションや読書している際、日和からの呼び出しでそれらを中断させられる描写も。
新章(!!)関連ストーリー ※ネタバレ注意※
ボイス朝-朝の話題-2
「朝からジュンくんが見当たらないんだよね。別にいなくても困らないけど、落ち着かないねっ」
「おひいさん見ました?べつに心配してるわけじゃねぇんですけど……ちゃんと起きてんのかなって……」
日和が退寮し、春から別々に暮らす二人。お互い寂しさがある様子。
アイドルストーリー
■巴日和 第一話■
演出によりすれ違いが生まれたAdamを引き合いに、ジュンについて「永遠に同じ気持ちを抱いてくれると確信している」「無力で、まだまだぼくの庇護が必要なひよっこ」としている。
■漣ジュン 第一話■
「(朝昼晩と、おひいさんの料理をつくらなくて良くなったのは助かるんすけど)」
「(一年間ずっとそういう生活をしてたせいで、自分の好みがわかんなくなってますよねぇ~?)」
春、食堂にて、ジュンの独白。日和との同部屋時代が濃密であった事を伺わせる。
■七種茨 第二話■
トレーニング室で偶然居合わせた茨とジュンが、Edenの上級生ふたりに追いつこうと努力している旨の会話がある。
「(おひいさんが華やかなぶん、オレは筋力と瞬発力を鍛えてそれを支えないと)」
「オレは輝きを放つ太陽にはなれないかもしれないけど、その近くで夜にも光を絶やさない月にはなれるはずですから」
と、本人不在でも相方を意識した発言をしている。
メインストーリー
第3章 混迷期
■第六十五話『Descent』■
「い、いえいえ!望んでやってるんで!それこそ、おひいさんに拾われなきゃ今頃オレは落ちこぼれの野良犬でしたからねぇ~?」
「うんうん、ジュンくんはもっとぼくに感謝すべき!」
「これ以上どうしろと……。あ~、前言撤回。」
ズ!!における二人の初登場シーンから。新規ユーザーにもわかりやすく拾い拾われた関係であること、仲の良さ等がわかる掛け合いがある。
■第七十一話『Mastermind』■
「……日和くんは自分で愛すべきものを見定めて、選んで、身にまとうのが好きだから」
「……ジュンとか、ね」
凪砂による日和評。茨曰く、ジュンは日和の『お気に入り』とのこと。
キャンペーンストーリー
わくわく♪おじさんといっしょ!!
■ララバイ 優しい悪夢/第二話■
ジュンが見た夢。USBの魔神、ジン(佐賀美陣の姿)が現れる。
「魔神の姿は呼びだした人間の心を最も多く占めている相手になる」
「え、は?じゃあ何で、おひいさんじゃなくて佐賀美陣の姿に……?」
荒唐無稽な夢の中とはいえ、後者は本人の言であり、本音と思われる。
関連イラスト